模試を受けても、判定や偏差値を見るだけで終わっていませんか。
模試は、受ける前の準備と受けている最中の取り組み方、そして受けたあとの復習まで含めて、
初めて学力アップの材料になります。
この記事では、大学受験の模試を「受ける前」「受けている間」「受けたあと」の3つの場面に分け、
今日から実践できる活用法を、愛媛県松山市の大学受験塾My Self_Learnが解説します。
模試を受ける前にすべきこと
模試を「なんとなく受ける」だけでは、結果を次に生かしにくくなります。
受ける前の数日で、目標と準備を具体的に決めておくことが出発点です。
目標点数・目標偏差値を数値で決める
「頑張る」ではなく、教科ごとに「何点を取る」「偏差値いくつを目指す」を数値で決めておきます。
すべての教科・単元で目標を立てる必要はなく、特に伸ばしたい科目や苦手分野に絞って目標を立てるだけでも十分です。
数値目標があることで、結果が出たときに「できた・できなかった」を判断しやすくなります。
志望校判定は3つのレベルで選ぶ
判定を受ける志望校は、1校だけでなく「目標校」「実力相応校」「合格確保校」の3つのレベルから選ぶ考え方が知られています。
目標校だけを選ぶと、E判定続きで気持ちが折れやすくなります。
反対に合格確保校だけでは、今の学力を正しく把握しづらくなります。
3段階で選ぶことで、今の実力と伸びしろの両方を確認できます。
前日までにやっておくこと
模試の直前は、新しい内容に手を出すより、覚えたはずの英単語や化学の暗記事項を確認する時間にあてる方が効果的です。
持ち物や会場までの経路も、前日のうちに確認しておくと、当日はじっくりと問題に集中しやすくなります。
受ける前のチェックポイント
- 教科ごとの目標点数・目標偏差値を決めたか
- 志望校判定を目標校・実力相応校・合格確保校の3段階で選んだか
- 前日は新しい範囲でなく、既習事項の確認にあてたか
模試を受けている最中にすべきこと
模試の点数は、知識量だけでなく、本番でどう解くかによっても変わります。
受けている最中の姿勢も、学力を測る大切な要素です。
時間配分を本番のつもりで守る
模試は、時間配分を練習する数少ない機会でもあります。
大問ごとにかける時間の目安をあらかじめ決めておき、時間が来たら次の大問へ進む練習を本番のつもりで行います。
普段の演習では気づきにくい時間配分のクセを、模試で確認できます。
解答を控えて自己採点に備える
マーク式・記述式にかかわらず、自分がどう解答したかを問題用紙に控えておくことが重要です。
結果をいち早く知るためだけでなく、自己採点そのものが、共通テスト本番の練習になるという指摘もあります。
分からない問題への向き合い方
分からない問題に長く時間をかけすぎると、解けるはずの問題にかける時間が削られてしまいます。
「分からない問題を後回しにする判断力」も、模試を通して鍛えられる力の一つです。
模試が終わったあとにすべきこと
模試の効果が最も出やすいのは、実は受けたあとの過ごし方です。
ここでの取り組み方が、次の模試の結果を左右します。
自己採点と復習はできるだけ早く始める
問題の見直しや復習は、時間が経つほど解いたときの感覚を失い、効果が薄れやすいと言われています。
自己採点は当日中に済ませ、間違えた問題の復習も、できるだけ早いうちに着手することをおすすめします。
復習ノートの具体的な作り方は、まとめの直前で改めて紹介します。
判定・偏差値をどう受け止めるか
A〜E判定や偏差値は、あくまでその模試の時点での位置づけです。
一喜一憂するのではなく、「事前に立てた目標と比べてどうだったか」「どの分野で失点したか」
を確認する材料として使います。
模試の種類ごとに見るべきポイントは変わる
河合塾・駿台・進研模試などは、対象学年や難易度の傾向が異なるため、同じ偏差値でも意味合いが変わります。
模試ごとの特徴を理解した上で結果を見ると、判定の読み違いを防ぎやすくなります。
| 模試 | 主な対象層の傾向 | 特徴 |
|---|---|---|
| 河合塾 全統模試 | 幅広い学力層 | 受験者数が多く、標準的な指標として使われやすい |
| 駿台 全国模試 | 難関大学・医学部志望者中心 | 問題の難易度が高めとされる |
| 進研模試(ベネッセ) | 共通テスト〜中堅大学志望者中心 | 高校全体での学力比較にも使われやすい |
受験者層や難易度の傾向は模試ごとに語られ方が異なるため、正確な最新情報は各予備校の公式サイトで確認することをおすすめします。
補足
模試の種類による違いや、判定・偏差値の詳しい読み方は、以下の関連記事で
さらに詳しく解説しています。
化学の模試結果を次に生かす方法
化学は、単元ごとの積み上げが点数に直結しやすい教科です。
模試の結果を、化学の学習計画に落とし込む視点を紹介します。
理論・無機・有機のどこで失点したかを分解する
化学の模試結果は、大問単位ではなく、理論化学・無機化学・有機化学のどの分野で失点したかまで分解して見ます。
「化学が苦手」という漠然とした認識のままでは、次に何を勉強すべきか決めづらくなります。
暗記不足か理解不足かを見分ける
同じ「解けなかった問題」でも、無機化学の知識を覚えていなかったのか、
理論化学の計算の考え方が身についていなかったのかで、次にやるべき勉強は変わります。
解答用紙を見返し、どちらの原因かを問題ごとに切り分けることが、次の模試に向けた近道になります。
次の模試までの計画に落とし込む
分解した弱点は、次の模試までの数週間の学習計画に反映させます。
「苦手分野をもう一度解き直す日」を先に予定へ組み込んでおくと、復習が後回しになりにくくなります。
模試の活用がひとりでは難しいときは
目標設定や時間配分の練習まではできても、「どの分野で、なぜ失点したのか」を自分だけで正確に分解するのは簡単ではありません。
My Self_Learnでは、化学の単元別テストや確認テストを通じて理解度を可視化し、
模試の結果をどの学習に反映させるかを一緒に整理しています。
授業を受けて終わりにせず、模試の結果を次の学習計画までつなげたい方に向いている選択肢です。
模試の復習ノートの具体的な作り方は模試の復習ノートの作り方で、河合塾・駿台・進研模試の違いは模試の種類の選び方で、
それぞれ詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
覚えたつもりで忘れてしまう方は、
参考になります。
また、手を動かしながら覚えたいなら、
詳しく解説しています。
そのほか、暗記のやり方をシンプルにしたい時は、
あわせてご覧ください。
さらに、文章の理解が定着しにくい場合は、
参考になるはずです。
模試の結果を、共通テストや二次試験本番の実際の得点と照らし合わせてみたい方は、
得点開示請求のやり方もあわせてご覧ください。
また、共通テストで何割取れば
志望校に届くのか、大学レベル帯ごとの目安を知りたい方は共通テストは何割取れば合格できるかの早見表も、
あわせてご覧ください。
模試本番での時間配分のコツをより詳しく知りたい方は共通テストの時間配分のコツも参考になります。
また、模試で1問失点した
だけで落ち込んでしまう方は完璧主義をやめて合格点を取る勉強法の記事も参考になります。
あわせて読みたい関連記事:
世界史の勉強法|大学受験で通史を得点源に変える基礎からの進め方
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定期テストと大学受験の勉強は両立できる?学年別の考え方とコツ
模試の判定を見て気持ちが沈み、勉強に手がつかなくなってしまう方は
模試の判定に一喜一憂してしまう人へ|「首尾一貫感覚」で立て直す3つの視点も
参考になります。
模試の目標点数を「頑張る」ではなく具体的な数字で
決めたい方は目標点数の決め方も参考になります。
大学受験の模試の活用法|受験前・受けている間・受けたあとにやるべきこと:まとめ
模試は、受ける前の目標設定、受けている最中の時間配分、そして受けたあとの復習まで含めて、
初めて学力を伸ばす材料になります。
特に化学は、理論・無機・有機のどこで失点したかを分解することで、次にやるべきことが具体的に見えてきます。
次の模試を「受けっぱなし」で終わらせないために、今回紹介した3つの場面の取り組み方を、
ぜひ試してみてください。




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