共通テストの過去問や模試を解いていて、「時間が足りず、最後の大問までたどり着けなかった」
という経験はないでしょうか。
英語のリーディングや国語は、内容を理解する力があっても、時間配分を誤ると、
本来取れるはずの点数を落としてしまうことがあります。
結論から言うと、時間配分のコツは、「試験開始直後に大まかな配分を決める」「短い問題を素早く片づけて、
長文に時間を残す」「最後の5分は見直し専用にする」という3つの考え方に集約されます。
この記事では、英語リーディングと国語を中心に、大問ごとの時間配分の目安と解く順番の考え方を解説します。
数学や理科(化学)など、他教科にも応用できる考え方にも触れていますので、
自分の得意・不得意に合わせて調整する参考にしてください。
なお、紹介する分数配分はあくまで目安であり、個人の得意・不得意によって最適な配分は変わります。
自分の得点状況に合わせて調整することを前提にお読みください。
共通テストで時間切れになりやすい理由と対策の全体像
多くの受験生が時間切れに悩む理由には、共通した傾向があります。
分からない問題に時間を使いすぎてしまう
共通テストは、1問あたりの配点が均等に近い設計になっている科目が多く、
分からない問題に固執するより、確実に解ける問題を優先して得点を積み上げるほうが、
合計点は伸びやすいとされています。
考え方のヒント大きな石(重要なこと)を先に壺へ入れないと、あとから小さな砂利で埋まって入らなくなる、
という考え方があります。
時間配分も同じで、確実に取れる問題(大きな石)を先に確保してから、余った時間で難問(砂利)に挑む発想が有効です。
全体の時間配分を決めずに解き始めてしまう
何も決めずに解き始めると、大問ごとにかける時間がそのときの気分でばらついてしまい、
結果として時間切れが起こりやすくなります。
試験開始の合図と同時に、大問ごとのおおよその目安時間を決めておくことが、
時間切れを防ぐ第一歩とされています。
見直し時間を最初から確保していない
最後まで解き終えることだけを目標にすると、マークのずれや塗り忘れに気づかないまま、
試験が終わってしまうことがあります。
あらかじめ最後の5分を見直し専用の時間として確保しておくことが広く紹介されています。
時間切れを防ぐ3つのポイント①試験開始直後に大問ごとの目安時間を決める。
②短い問題は素早く、長文には時間を残す。
③最後の5分は見直し専用にする。
英語リーディングの時間配分のコツ
近年の共通テスト英語リーディングは、試験時間80分・大問8題構成で実施されています。
大問構成は年度によって変更される可能性があるため、近年の構成を前提にした目安として参考にしてください。
大問ごとの時間配分の目安
前半の短い文章問題は、1問あたり4〜6分程度で素早く解き、後半の長文に時間を残すという考え方が広く紹介されています。
| 区分 | 目安時間 | ポイント |
|---|---|---|
| 前半(短い文章問題) | 1問あたり4〜6分程度 | 素早く読んで解答し、悩みすぎない |
| 中盤〜後半(長文読解) | 残り時間の大部分 | 本文中の根拠を探しながらじっくり読む |
| 見直し | 最後の5分 | マークのずれ・塗り忘れを確認する |
補足上記の分数はあくまで目安です。
得意な文章形式・苦手な文章形式は人によって異なるため、自分の得点状況に合わせて微調整してください。
得意な大問から解く順番の工夫
大問の番号順に解くことにこだわる必要はありません。
得意な形式の大問から先に解いて得点を確保し、時間がかかりそうな大問を後回しにする方法も有効とされています。
分からない設問への対応
1つの設問に固執せず、いったんマークして次の問題に進み、時間が余ったときに戻る判断も重要です。
確実に解ける問題を優先する考え方は、英語リーディングでも同じように役立ちます。
国語の時間配分のコツ
国語も英語リーディングと同様に、時間配分を先に決めてから解き始めることが時間切れを防ぐ基本になります。
解ける設問から得点を積み上げる
現代文・古文・漢文など、複数の文章を扱う構成では、得意な文章から先に取り組み、
確実に解ける設問で得点を積み上げる考え方が有効とされています。
配点の大きい設問に時間を残す
記述量の多い設問や配点の大きい設問には、短時間で解ける設問より多めの時間を割り当てておく判断も大切です。
1問あたりの目安時間を大まかに決めておくと、特定の設問に時間を使いすぎることを防ぎやすくなります。
見直し時間の使い方は英語と共通
国語でも、最後の5分を見直し専用の時間として確保する考え方は英語リーディングと共通です。
マークのずれや解答欄のずれがないかを最優先で確認しましょう。
数学・理科(化学)にも応用できる時間配分の考え方
ここまで紹介した「先に大まかな配分を決める」「確実に解ける問題を優先する」「見直し時間を確保する」
という考え方は、英語や国語に限らず、数学や理科にもそのまま応用できる汎用的なスキルです。
大問ごとに目安時間を決めてから解き始める
数学や理科でも、試験開始直後に大問ごとのおおよその目安時間を決めておくことで、
特定の大問に時間を使いすぎる事態を防ぎやすくなります。
化学は時間配分のブレが出やすい科目
化学は、計算問題、構造式の読み取り、知識問題が混在して出題されるため、
1問あたりの所要時間にばらつきが出やすい科目です。
そのため、大問ごとの目安時間をあらかじめ決めておく効果が、他の科目以上に大きいと考えられます。
時間配分を本番で機能させるための練習方法
時間配分の考え方を知っているだけでは、本番でうまく使えないことが少なくありません。
模試や過去問で実際に時間を計って試す
普段の演習から、本番と同じ時間配分で解く練習をしておくことが重要です。
大問ごとに目安時間を決め、実際にタイマーで計りながら解いてみましょう。
終わったら配分のずれを振り返る
解き終えたあとは、どの大問に時間がかかりすぎたかを振り返ることが大切です。
模試を活用した振り返りの具体的な手順は、別の記事でも紹介しています。
得意・不得意に応じて微調整する
時間配分の目安は、あくまで出発点です。
自分の得意分野にはやや短めの時間を、苦手分野にはやや多めの時間を割り当てるなど、
振り返りを重ねながら自分に合った配分へ調整していきましょう。
時間を計って解く練習には過去問が欠かせません。いつから、何年分を解けばよいかは共通テストの過去問はいつから?何年分解くべきかで解説しています。
自分で調整しても時間切れが続く場合の考え方
時間配分を工夫しても時間切れが続く場合、原因が時間配分そのものではなく、
読解速度や基礎知識の定着不足にあることもあります。
この場合、時間配分の練習だけを繰り返しても、根本的な解決にはつながりにくいとされています。
どの分野の理解が不足しているのかを自分だけで正確に把握するのは、簡単ではありません。
My Self_Learnでは、化学の入試対策に加えて、単元ごとの定着度を確認するテストゼミを行っています。
時間配分の工夫だけでなく、基礎知識の定着状況まで含めて確認したい方にとって、
検討しやすい選択肢の一つです。
模試を使った時間配分の振り返り方を具体的に知りたい方は大学受験の模試の活用法も参考になります。
化学の大問構成や得点別の時間配分をより詳しく知りたい方は、共通テスト化学の対策法もあわせてご覧ください。
共通テストの時間配分のコツ|英語リーディング・国語の解く順番:まとめ
共通テストの時間配分のコツは、「試験開始直後に大まかな配分を決める」「短い問題を素早く片づけて長文に時間を残す」
「最後の5分は見直し専用にする」という3つの考え方に集約されます。
英語リーディングと国語で紹介したこの考え方は、数学や理科(化学)にも応用できる汎用的なスキルです。
ただし、紹介した分数配分はあくまで目安であり、自分の得意・不得意に合わせて調整することが前提になります。
模試や過去問で実際に時間を計り、振り返りを重ねながら、自分に合った時間配分を見つけていきましょう。
時間配分を工夫しても時間切れや得点不足が続く場合は、読解力や基礎知識の定着状況にまで目を向ける必要があります。
My Self_Learnは、愛媛県松山市を拠点に、化学の受験対策と個別の学習管理を行っている大学受験塾です。
時間配分の工夫だけでは解決しない課題を感じている方は、公式サイトで相談方法を確認してみてください。




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