「定期テストの勉強をすると
受験勉強が遅れる気がする」
「でもテストの手も抜けない」。
そんな板挟みに悩む高校生は
少なくありません。
結論から言うと、高1・高2は
定期テストと受験勉強を
「別物」と考えないことが重要です。
一方、高3は原則として
受験勉強を優先しつつ、
テスト直前は範囲を絞って
対応するのが基本になります。
この記事では、学年別の考え方と、
両立でつまずかないための
コツを松山市の大学受験塾
My Self_Learnが解説します。
結論:学年によって優先順位は変わる
まず、学年ごとの基本方針を
整理しておきます。
| 学年 | 基本方針 |
|---|---|
| 高1・高2 | 定期テスト対策を受験勉強の基礎固めとして扱う |
| 高3(一般選抜中心) | 受験勉強を優先し、テスト前のみ範囲を絞って対応 |
| 総合型・学校推薦型選抜を検討中 | 評定平均に直結するため定期テストの優先度を上げる |
自分がどの状況に近いかによって、
両立のやり方は変わります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
なお、「定期テストか受験勉強か」
という二択で考えている間は、
両方とも中途半端になりやすい
点に注意してください。
なぜ定期テストと受験勉強の両立で悩むのか
両立に悩む背景には、
次のような思い込みがあります。
「範囲が別物」という思い込み
定期テストと大学受験は、
試験の形式こそ違いますが、
どちらも高校で習う内容が
出題範囲になっています。
特に高1・高2の間は、
定期テストの範囲がそのまま
受験の基礎固めになっている
ケースがほとんどです。
「テスト前は受験勉強が止まる」という罪悪感
テスト前に受験勉強の手を
止めることに、罪悪感を
感じる受験生も多いようです。
ですが、この罪悪感が
かえって両方を中途半端に
してしまう原因にもなります。
高1・高2:定期テストを受験勉強の一部として扱う
高1・高2の段階では、定期テストと
受験勉強を分けて考えるより、
定期テストの理解度をそのまま
受験の土台にする発想が有効です。
定期テストで「なんとなく解けた」
状態で終わらせず、模試や入試問題でも
使える理解度まで仕上げておくと、
高3になってからの復習量を
大きく減らせます。
補足
定期テストの範囲を「試験が終われば
忘れてよい」ものとして勉強すると、
高3で同じ範囲を最初から
やり直すことになりかねません。
たとえば化学基礎の「モル計算」は、
多くの高校で高1の定期テスト範囲に
含まれますが、共通テスト・二次試験の
計算問題でも繰り返し問われる単元です。
定期テストの段階で計算の
仕組みまで理解しておけば、
高3で「モル計算だけ苦手」という
状態を避けやすくなります。
高3:テスト前後で「モード」を切り替える
高3になると、一般選抜を
目指す場合は受験勉強を
優先するのが基本です。
ただし、テストの手を完全に
抜く必要はありません。
ポイントは「タイミング」と
「範囲」を区切ることです。
テスト前10日間だけモードを切り替える
テストの10日ほど前から、
一時的にテスト範囲の対策へ
比重を移し、テストが終われば
受験勉強のペースに戻します。
期間を区切ることで、
受験勉強が止まる期間を
最小限にできます。
テスト前10日間の時間配分イメージ
・テスト14〜11日前:普段どおり
受験勉強を中心に進める
・テスト10〜1日前:勉強時間の
6〜7割をテスト範囲に充てる
・テスト当日〜翌日:答案の見直しを
済ませたら受験勉強のペースに戻す
割合はあくまで目安です。
得意・不得意な科目に応じて
調整してかまいません。
受験に直結する科目は完全には手を抜かない
特に主要科目については、
定期テストの得点そのものより、
「入試問題で使える理解度か」
を基準に取り組みましょう。
総合型選抜・学校推薦型選抜を考えている場合
ここまでは一般選抜を前提に
説明してきましたが、入試方式に
よっては優先順位が逆転します。
総合型選抜や学校推薦型選抜を
視野に入れている場合は、
話が変わります。
これらの入試方式では、評定平均が
出願条件や選考に関わるため、
定期テストの重要度は
一般選抜より高くなります。
評定平均の出し方や上げ方については、
別記事で詳しく解説しています。
該当する可能性がある方は、
あわせて確認しておきましょう。
完璧な計画を目指さない
両立のための計画を立てるとき、
「毎日何時間ずつ両方を
完璧にこなす」ような、
理想的すぎる計画は続きにくいと
言われています。
体調が悪い日、部活が長引く日、
テストが重なる週もあるため、
計画通りに進まない前提で、
あらかじめ余白を作っておくことが
大切です。
Q. 計画が崩れたらどうすればいい?
1日や2日崩れても、そこで
諦める必要はありません。
「週単位」で帳尻を合わせる
くらいの余裕を持たせておくと、
挫折しにくくなります。
化学は両立させやすい科目
科目によっては、定期テストの
対策がそのまま受験対策に
直結しやすいものがあります。
化学はその代表格です。
定期テストの出題範囲が、
共通テストや二次試験で問われる
単元とほぼ重なっているためです。
知識を覚えたつもりでも、
入試の初見問題では
得点できないという状態に
陥る受験生は少なくありません。
My Self_Learnでは、化学の授業に加え、
単元別のテストゼミで理解度を確認し、
定期テストの結果を受験対策の
計画へ反映する指導を行っています。
一方、英語や国語のように、定期テストの
出題形式(教科書の和訳・文法問題など)と
受験本番の形式(初見の長文・論理的読解)が
大きく異なる科目もあります。
こうした科目は、定期テストの得点だけで
受験対策の完成度を判断せず、
初見の問題でも通用するかを
別途確認しておく必要があります。
自分で優先順位を判断するのが難しいときは
定期テストと受験勉強の
優先順位は、学年や志望校の
入試方式によって変わるため、
自分だけで判断するのが
難しい場合もあります。
My Self_Learnでは、確認テストの結果や
志望校の入試方式をふまえて、
今どちらを優先すべきかを
一緒に整理しています。
両立の進め方に迷っている方は、
一度学習状況を相談してみることを
おすすめします。
総合型選抜・学校推薦型選抜を
検討している方は
記事もあわせてご覧ください。
定期テストと大学受験の勉強は両立できる?学年別の考え方とコツ:まとめ
定期テストと受験勉強の両立は、
学年によって考え方が異なります。
高1・高2は定期テストを
受験勉強の基礎固めとして扱い、
高3は受験勉強を優先しつつ、
テスト前10日間だけモードを
切り替えるのが基本です。
総合型選抜・学校推薦型選抜を
考えている場合は、評定平均のために
定期テストの優先度が上がります。
理想的すぎる計画は続きにくいため、
週単位で帳尻を合わせるくらいの
余白を持たせておきましょう。
「どちらを優先すべきか」で
迷ったときは、まず自分の
入試方式を確認してみてください。
それだけで、次にやるべきことが
驚くほど明確になります。




コメント