「共通テストで何割取れれば、志望校に届くのか分からない」そんな不安を抱えている高校生は多いのではないでしょうか。
模試の得点率を見て、「なんとなく取れている気がする」という感覚だけで判断していると、
実際に必要な水準とのギャップに気づきにくいという指摘もあります。
結論から言うと、必要な得点率は、大学のレベル帯や学部、利用する入試方式によって大きく変わります。
この記事では、大学レベル帯ごとの得点率の目安を早見表で整理し、その数値をどう使うべきかまで、
松山市の大学受験塾My Self_Learnが解説します。
結論:共通テストの得点率は大学レベル帯で大きく異なる(早見表)
まずは、大学のレベル帯ごとに紹介されることが多い得点率の目安を、早見表で確認しましょう。
「〇〇大学は共通テストで何割必要か」と、特定の大学名で調べる方も多いと思いますが、
この記事では特定の大学を断定する数値ではなく、レベル帯ごとのおおまかな傾向を紹介しています。
| 大学レベル帯 | 共通テストの得点率の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| MARCH・関関同立クラス(共通テスト利用方式) | 85〜93%程度 | 年度・学部・方式で大きく変動 |
| 旧帝大クラス(東大・京大を除く難関国公立) | 65%程度 | 二次試験の配点比重が大きい大学が多い |
| その他の多くの国公立大学 | 合計6割程度 | 大学・学部により差が大きい |
| 中堅私立クラス(日東駒専クラスなど) | 大学・学部ごとの差が大きい | 個別のボーダーライン一覧で要確認 |
この数値を使ううえでの注意上記は予備校・塾系メディアで紹介されることが多い目安であり、
大学の公式データではありません。
実際のボーダーラインは、年度・学部・配点比率によって大きく変動します。
必ず河合塾・駿台等が公表する最新のボーダーライン一覧や、志望校の入試要項で確認してください。
MARCH・関関同立クラスは共通テスト利用方式で得点率が高くなりやすい
MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)や、関関同立(関西・関西学院・同志社・立命館)の共通テスト利用方式では、
得点率85〜93%程度が目安として紹介されることが多くなっています。
ただし、これは大学・学部間の差が大きい水準であり、同じ大学群でも学部によって必要な得点率は変わります。
旧帝大クラス・その他の国公立は二次試験とのバランスで決まる
東大・京大を除く旧帝大クラスの難関国公立大学では、共通テストで65%程度が一つの目安として紹介されることがあります。
一方、その他の多くの国公立大学では、合計6割程度が目安として紹介されることもあります。
国公立大学は共通テストと二次試験の両方で合否が決まるため、共通テストの得点率だけで合否を判断することはできません。
中堅私立クラスは大学・学部ごとの差が大きい
日東駒専クラスなど、中堅私立大学の共通テスト利用では、MARCH・関関同立クラスほど極端に高い得点率を求められないケースもありますが、
学部・方式による差が大きく、一概にまとめることはできません。
志望校が決まっている場合は、その大学・学部の最新のボーダーライン情報を個別に確認することが必要です。
なぜ「偏差値」ではなく「得点率」で見る必要があるのか
模試の結果を見るとき、偏差値と得点率のどちらを基準にすればよいか迷う人もいるかもしれません。
偏差値は「集団内の位置」、得点率は「実際の得点」を表す指標
偏差値は、模試を受けた集団の中で自分がどの位置にいるかを示す指標です。
一方、得点率は、満点に対して実際に何%得点できたかを示す指標です。
偏差値の詳しい計算方法については、別の記事で解説していますので、気になる方はあわせて確認してみてください。
共通テスト利用方式のボーダーラインは得点率で公表されることが多い
共通テスト利用方式のボーダーラインは、多くの場合「得点率〇%」という形で公表されます。
そのため、共通テスト利用方式の合否ラインを確認したいときは、偏差値よりも得点率で見た方が実用的です。
得点率は「今の実力」と「目標」の差を具体的に把握しやすい
得点率であれば、「あと何点、何%上げれば目標に届くのか」を具体的に把握できます。
模試の得点率を「なんとなく取れている」という感覚で済ませず、実際の数字で把握する習慣が、
目標との差を埋める第一歩になります。
得点率の目安が大学・学部・年度で変動する理由
早見表の数値がなぜ「程度」「目安」という幅を持った表現になるのか、主な理由を整理します。
年度によって平均点・難易度が変わる
共通テストは年度によって平均点や難易度が変わるため、同じ大学・学部でも、
年度が変われば必要な得点率も変動します。
学部・配点比率によって必要な得点率が変わる
同じ大学でも、学部によって科目ごとの配点比率が異なる場合があります。
そのため、同じ大学であっても、学部が違えば必要な得点率も変わります。
一般選抜と共通テスト利用方式では、求められる得点率が異なる
一般選抜(個別試験)と、共通テストの得点だけで合否が決まる共通テスト利用方式とでは、
求められる得点率の水準が異なることがあります。
また、医学部のように二次試験の配点比重が大きい学部では、共通テストの得点率だけで合否を判断することはできません。
近年導入された公共・情報Iなど、科目や配点方式が変わった教科もあるため、
最新の入試要項をあわせて確認することが大切です。
このように変動要因が多いため、早見表の数値だけで、自分の目標得点率を正確に決めることは簡単ではありません。
My Self_Learnでは、化学を中心とした受験対策において、模試の結果から志望校とのギャップを整理し、
学習計画に反映する取り組みを行っています。
高2生は、共通テストの得点率を今どう活かせるか
「共通テストは何割」を調べる高校2年生も少なくありません。
高3になってから焦らないために、高2の時点でできることを整理します。
高2向けの共通テスト同日模試などを目標得点率の基準にする
多くの予備校では、高2生向けに共通テストの過去問や、それに準じた形式の模試が実施されています。
これらの結果を、志望校レベル帯の目安得点率と照らし合わせることで、現時点での立ち位置を把握しやすくなります。
「感覚」ではなく「得点率」で今の実力を把握する
「このくらい取れているはず」という感覚と、実際の得点率にはギャップが生じやすいという指摘もあります。
高2のうちから、模試のたびに得点率を記録し、感覚ではなく数字で実力を把握する習慣をつけておくとよいでしょう。
高3までに埋めるべき差を早めに見積もる
目標とする大学レベル帯の得点率と、現時点の得点率との差が分かれば、高3までに何をどれだけ伸ばす必要があるかを早めに見積もることができます。
差が大きい場合ほど、早い段階で対策を始める価値は大きくなります。
目標の得点率に近づくために、自分でできること
目安となる得点率が分かったら、次はその数字に近づくための行動に落とし込んでいきましょう。
苦手科目から得点率の底上げを図る
共通テストは科目数が多いため、一つの得意科目を伸ばすよりも、苦手科目の得点率を底上げする方が、
全体の得点率を上げやすい傾向があります。
模試ごとの得点率を記録し、推移で見る
模試を受けるたびに、教科ごとの得点率を記録しておきましょう。
1回だけの結果で一喜一憂せず、推移を見ることで、対策の効果を確認しやすくなります。
一人で目標設定が難しいときは、第三者に相談する
目標得点率と現状の差を正確に把握できても、そこから何を優先して勉強すべきかの判断は、
一人では難しいこともあります。
学校の先生や塾の講師など、第三者に相談しながら計画を立てることをおすすめします。
得点率の目標設定に迷ったときは
大学レベル帯ごとの得点率の目安が分かっても、自分の志望校に対して、今の得点率で足りているのかを一人で判断するのは簡単ではありません。
松山市の大学受験塾My Self_Learnでは、化学を中心とした受験対策において、
確認テストや模試の結果をもとに、単元ごとの理解度を可視化し、学習計画に反映する仕組みを取り入れています。
共通テストの得点率と志望校とのギャップを整理し、今やるべきことを明確にしたい高校生にとって、
検討しやすい選択肢の一つです。
偏差値の仕組みを詳しく知りたい方は、偏差値の計算方法を、模試の結果を今後の対策に活かす方法は、
大学受験の模試の活用法を参考にしてください。
共通テストは何割取れば合格できる?得点率別・大学レベル早見表:まとめ
この記事のポイント・MARCH・関関同立クラスの共通テスト利用は85〜93%程度が目安とされることが多い・旧帝大クラス(東大・京大除く)は65%程度、
その他の多くの国公立は合計6割程度が目安とされることがある・これらはすべて予備校・塾系メディアが紹介する目安であり、
大学の公式データではない・実際のボーダーラインは年度・学部・配点比率で変動するため、
必ず最新情報で確認する・偏差値ではなく得点率で見ることで、目標と現状の差を具体的に把握しやすくなる
共通テストで何割取れば合格できるかは、大学のレベル帯、学部、入試方式によって大きく異なります。
早見表の数値はあくまで目安として参考にしつつ、志望校の最新のボーダーライン情報を必ず確認してください。
そのうえで、模試の得点率を感覚ではなく数字で記録し、目標との差を一つずつ埋めていきましょう。




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