単語や年号を何度書いても覚えられない、という悩みは多くの受験生が抱えています。
特別な教材や道具を用意しなくても、
ペンとノートさえあれば始められる暗記法があります。
それが、青ペンでひたすら書きなぐる「青ペン書きなぐり勉強法」です。
この記事では、青ペン書きなぐり勉強法の効果とやり方、
実践するときのコツをわかりやすく解説します。
青ペン書きなぐり勉強法とは
青ペン書きなぐり勉強法とは、大手学習塾・早稲田塾の創業者である
相川秀希氏が考案した勉強法です。
見やすさは意識せず、ノートに青ペンで覚えたい内容をひたすら書きなぐる、
シンプルな暗記法です。
青ペン書きなぐり勉強法で用意するもの
- 青ペン
- ノート
用意するものはこの2つだけです。特別な教材や参考書を新たに買いそろえる必要はありません。
もともとは「赤緑青の力」という考え方の一部で、
弱点を示す赤、気づきを示す緑、記憶を示す青と、
ペンの色ごとに役割を分けてノートを作る方法でした。
その中でも「記憶の青」が特に効果を実感しやすいとして広まり、
現在は青ペンで書きなぐる部分が広く知られるようになっています。
青ペン書きなぐり勉強法の効果
なぜ青ペンなのか、その理由には色が持つ働きが関係しています。
集中力を高める効果
長岡技術科学大学の野村収作教授が行った実験では、
赤・青・透明のレンズの眼鏡をかけた状態で計算課題に取り組んでもらったところ、
青色のレンズを着けたときだけ、課題中の「集中」の評価が有意に高まりました。
同じ実験では、ストレスによって増えるホルモンであるコルチゾールの増加も、
青色のレンズで最も抑えられていたことが報告されています。
リラックス効果
青色を見ると、脳内でセロトニンが分泌されるといわれています。
セロトニンは気持ちを落ち着かせる働きがあるとされる物質で、
興奮した気持ちを鎮め、リラックスした状態に近づけてくれます。
集中しながらも力みすぎない状態を作りやすい点が、
長時間の暗記作業に向いている理由の一つです。
やる気とモチベーションにつながる
青ペンを手に取ることが、勉強を始めるきっかけになるという声もあります。
習慣として定着すると、ペンを持つこと自体が
「勉強モードに切り替えるスイッチ」のような役割を果たすようになります。
また、書きなぐった量やインクの消費量は、
自分がどれだけ努力したかを目に見える形で確認できる材料にもなります。
青ペン書きなぐり勉強法のやり方
やり方自体は非常にシンプルで、特別な準備は必要ありません。
- STEP1覚えたい内容を青ペンでひたすら書きなぐる
- STEP2声に出しながら書きなぐる
- STEP3使い切ったペンは捨てずに保管しておく
文字を書くだけでも効果はありますが、
声に出しながら書きなぐると、目・手・耳の複数の感覚を同時に使うことになり、
記憶に残りやすくなるといわれています。
使い終えた青ペンを保管しておくと、
自分がどれだけ勉強してきたかを振り返る材料になり、
モチベーションの維持にもつながります。
科目によって、書きなぐる対象を工夫すると取り組みやすくなります。
| 科目 | 書きなぐる内容の例 |
|---|---|
| 英語 | 単語・熟語のスペルと意味 |
| 日本史・世界史 | 年号・出来事・人物名 |
| 化学 | 化学式・元素記号・反応式 |
| 古文・漢文 | 単語の意味・重要な句法 |
1回にすべての科目を詰め込むのではなく、
その日に覚えたい範囲を決めてから取り組むと、続けやすくなります。
青ペン書きなぐり勉強法が向いている勉強・注意点
色や書く動作を利用した暗記法のため、向き不向きがあります。
Q. どんな勉強に向いていますか?
英単語や歴史の年号、化学式や元素記号など、繰り返し書いて覚える暗記型の勉強と相性が良い方法です。一方で、数学の証明や現代文の読解など、書く量よりも考え方の理解が中心になる勉強では、効果を実感しにくい場合があります。
Q. 青ペンでなければ効果はありませんか?
色の効果を重視するなら青ペンが適していますが、最も重要なのは書きながら声に出すという行動そのものです。青ペンにこだわりすぎて勉強を始められないよりも、まずは手元にあるペンで書きなぐる習慣をつけることを優先しましょう。
書きなぐることに気を取られて、
覚える内容そのものへの意識が薄れてしまっては本末転倒です。
書きながら発音し、頭の中でも意味を確認しながら進めることを意識しましょう。
こうした暗記法は、覚える量を増やすには役立ちますが、
覚えた内容を入試問題の形式で使えるかどうかまでは確認できません。
My Self_Learnでは、化学を中心に単元別の確認テストやテストゼミを行い、
暗記した知識を実際の問題で使える状態まで定着しているかを確認しています。
書いて覚えることに加えて、理解度を客観的にチェックしたい方に向いています。
京大生や東大生なども実践している!!ぬりえ勉強法について詳しく知りたい方は、
こちらの記事もご覧ください。
15分ずつ勉強する!!インターバル式勉強法についてもあわせて確認しておくと理解が深まります。
青ペン書きなぐり勉強法とは|やり方と効果をわかりやすく解説:まとめ
この記事のポイント
- 青ペン書きなぐり勉強法は、早稲田塾の創業者・相川秀希氏が考案した勉強法
- 青色には集中力を高め、ストレスを抑える効果があるとされる
- 声に出しながら書きなぐることで記憶に残りやすくなる
- 暗記型の勉強と相性が良く、理解中心の勉強とは使い分けるとよい
青ペンとノートさえあれば、誰でもすぐに始められる勉強法です。
英単語や歴史用語などの暗記に取り組んでいる方は、
青ペン書きなぐり勉強法をぜひ試してみてください。




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