大学を再受験するという選択はアリかナシか
一度入学した大学が自分に合っていないと感じ、
このまま通い続けていいのか悩んでいる人は
少なくないと思います。
結論から言うと、大学を中退して
新しい大学に入り直す「再受験」は、
選択肢として十分にアリです。
大学に入学して数ヶ月後や数日後に、
次のように感じる人もいます。
- 自分に合っていないから今すぐこの大学をやめたい
- 入学前に思っていたイメージと全然違った
- 学びたいことを学ぶことができない
こうした違和感から再受験を選ぶ人の理由は、
主に次のようなものです。
- より高いレベルの大学に進学したい
- 視野や人脈を広げたい
- 人生の選択肢を広げたい
- 自分で生きていく自信をつけたい
- やりたいことができるようになりたい
- 新しい刺激が欲しい
- 医師など、特定の職業を目指したい
入学して4年間、自分とは合っていないと
感じながら過ごすのは、時間もお金も、
そして精神的にも負担が大きいものです。
再受験による中退や進路変更は、
決して珍しいことではありません。
- 【大学の中退率について】
文部科学省の調査によると、大学の中退率はおおむね2%前後で推移しており、毎年5万人前後の学生が中退しています(2026-08-03確認、年度により数値は変動)。つまり、入学後にミスマッチを感じている人は、決して少数派ではありません。
「一度敷かれたレールを外れると後がない」
という不安を持つ人は多く、
親御さんも同じように心配することがあります。
ただし、世間体から外れたとしても、
その先の人生が終わるわけではありません。
再受験は、あくまで人生の選択肢の一つとして
検討する価値があります。
浪人と再受験の違い
「浪人」と「再受験」は混同されやすい言葉ですが、
指している状況は異なります。
違いを整理すると、次のとおりです。
| 比較項目 | 浪人 | 再受験 |
|---|---|---|
| 状況 | 大学に入らなかった・入れなかった受験生 | 大学に一度入学、または卒業した人 |
| 目的 | 翌年の入学を目指し、予備校などに通いながら受験する | もう一度、大学受験に挑戦する |
再受験するメリット
再受験には、次のようなメリットがあります。
- 【再受験するメリット】
- 自分の学びたいことを学べる可能性が高まる
- 学生生活を2度経験できる
自分の学びたいことを学べる可能性が高まる
親に勧められた学部に進んだが、
実は別の分野を目指したかった。
なんとなく合格したので入学したが、
その学部に興味が持てなかった。
こうした人は少なくありません。
再受験をすることで、自分が本当に
学びたいことを学べる可能性が高まります。
興味のある分野や学部で学び直すことは、
主体的な学習につながり、
モチベーションの維持にも良い影響を与えます。
学生生活を2度経験できる
学生生活を2度経験できることは、
大きな財産だと考えられます。
人生の中で自由に使える時間が多いのは、
学生時代と退職後だと言われています。
学生時代であれば体力や若さもあるため、
やりたいことに挑戦しやすい時期でもあります。
再受験するデメリット
一方で、再受験には次のようなデメリットもあります。
- 【再受験するデメリット】
- 再度、大学受験勉強を乗り越える必要がある
- それまでの学費が無駄になる可能性がある
- 在学していた時間の分だけ卒業が遅れる
再度、大学受験勉強を乗り越える必要がある
再受験では、もう一度大学受験に
向き合う必要があります。
大学受験は簡単なものではないため、
高いモチベーションと覚悟が求められます。
特に、以前合格できなかった大学を
再び目指す場合は、以前より
負荷が大きくなることもあります。
それまでの学費が無駄になる可能性がある
在学中に支払った学費は、
返金されないことがほとんどです。
私立大学の場合、1年で100万円以上の
学費がかかることも珍しくありません。
再受験をすれば、こうした費用が
無駄になってしまう可能性があります。
また、再受験のための勉強に
学習塾の費用がかかる場合もあるため、
事前に親御さんとよく相談しておく必要があります。
在学していた時間の分だけ卒業が遅れる
再受験をすると、在学していた
期間の分だけ卒業が遅れることになります。
卒業が遅れれば、社会に出るタイミングも
その分遅くなるため、同年代と比べて
経験や収入の面で差が出ることもあります。
- 【再受験を決める前に確認したいポイント】
- 今の大学で本当に学びたいことが学べないのか、履修や研究室の変更で解決できないか
- 再受験にかけられる期間と、家庭の学費負担について家族と話し合えているか
- 以前の受験でつまずいた科目や勉強法を、今回はどう変えるかが具体的になっているか
勢いだけで決めず、上記のような点を一つずつ
整理してから判断することをおすすめします。
医学部を目指す社会人・再受験生の2種類の受験方法
現役ではない人が医学部を目指す場合、
主に次の2種類の受験方法があります。
- 一般試験
- 学士編入試験
一般試験を受験する
一般試験は、現役受験生や浪人生と
同じ試験を受けて入学する方法です。
高校を卒業していれば、
誰でも受験することができます。
学士編入試験を受験する
学士編入試験は、大学時代に取得した
単位や学位に応じて入学する方法です。
大学の教養課程を免除されることが多く、
2〜3年次から入学できる場合があります。
ただし、学士編入試験の多くは、
4年制大学を卒業していること(学位の取得)を
出願資格の前提としています。
そのため、大学を中退した場合や、
短期大学・専門学校を卒業した場合は、
原則として出願できない大学が多い点に
注意が必要です(大学によって条件は異なります)。
一般試験より出願資格が細かく定められている
ケースが多いため、志望する大学の
最新の学生募集要項で必ず確認してください。
再受験を考える際は、勉強面の負担だけでなく、
学費や卒業時期といった現実的な条件も
合わせて整理しておくことが大切です。
なお、My Self_Learnには、医学部再受験を
経験した講師が在籍しており、再受験特有の
勉強の進め方や科目の優先順位について
相談できる体制を整えています。
再受験を検討していて、何から手をつければよいか
迷っている方にとって、選択肢の一つになります。
また、
いつから始めるべき!?大学受験のスケジュールの立て方についても
参考になりますので、あわせてご覧ください。
ゲームと勉強のバランスに悩む方は、
参考になります。
また、模試の見方に自信が持てないなら、
偏差値の計算方法で、
詳しく解説しています。
そのほか、1年間の流れを把握しておきたい時は、
あわせてご覧ください。
さらに、前期以外の併願先も知りたい場合は、
参考になるはずです。
大学の再受験に年齢制限はあるか
大学の再受験を考えるとき、
年齢が壁にならないか気になる人も少なくありません。
多くの大学の一般選抜には、
明確な年齢の上限が設けられていないのが一般的です。
ただし、出願資格の詳細は大学・学部によって異なり、
学士編入試験や社会人入試のように、
対象年齢や実務経験を条件とする制度もあります。
正確な出願資格は、志望する大学の
最新の学生募集要項で確認することをおすすめします
(大学によって条件は異なります・要確認)。
大学を中退して違う大学に入り直すことはアリ??浪人と再受験の違いやメリット・デメリットについてわかりやすく説明してみた:まとめ
大学を中退して再受験して大学を入りなおすのはアリです。
ただし、デメリットも大きいので判断は慎重にするべきだと思います。
ジャン=ポール・サルトルの言葉に
人生はBとDの間のCである。
人の一生は「Birth(誕生)」から「Death(死)」の間の「Choice(選択)」で決まる。
NOと選択できないのは、YESを選択できないから。
YESを決断すれば、自ずとそれ以外にNOと言える。選択することを選択する。
つまり、自己決断の繰り返しが人生であり自分の人生は自分で選ぶべきです。




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