記憶力を高めるためにはまずは食事から
記憶力の低下を防ぐのに欠かせないのが食事です。
記憶力は脳機能の状態に大きく影響します。
脳の状態というはそのエネルギーを摂取する
食べ物の内容や質によって大きく左右されます。
今回は、記憶力を高めるための受験生にオススメの食べ物について徹底解説してみました。
シナプスの可塑性
シナプス可塑性というのは、経験や学習によって、
脳の神経細胞同士の結びつきが柔軟に変化する性質のことです。
シナプス可塑性が低いと、
- 新しいことを覚える
- 変化する環境に対応する
といったことが難しくなります。
東洋大学生命科学部生命科学科教授・児島伸彦氏は、
脳のシナプス可塑性を保つ条件のひとつに食生活のバランスを挙げています。
脳の記憶力を保つには正しい食習慣・生活習慣を心がける必要があります。
記憶力が格段に上がるオススメの食べ物について
記憶力が格段に上がるオススメの食べ物についてです。
- 青魚
- チョコレート
- 海藻類
- バナナ
青魚
青魚には、
- DHA(ドコサヘキサエン酸)
- EPA(エイコサペンタエン酸)
という脂肪酸が多く含まれています。
このDHAは脳を活性化して、情報伝達をスムーズにするなどの
脳の働きがよくなると言われています。
また、記憶力や思考力が向上し、注意力や判断力も維持できると言われています。
DHAは熱に弱いので、効率的に摂るのであれば、揚げ物や炒めものではなく
お刺身として食べるのがオススメです。
チョコレート
チョコレートを食べると脳の成長を促進させる
BDNF(脳由来神経栄養因子)が増加することがわかっています。
BDNF(脳由来神経栄養因子)は記憶を司る脳の海馬を含んだ
中枢神経系に多く存在しており記憶や学習に深い関係性があります。
他にもチョコレートは集中力をアップさせる効果もあります。
米ロマリンダ大学が2018年に発表した研究によると、
チョコレートを摂取させてから30分後、
集中力に関係する脳波であるガンマ波が強まったと言われています。
海藻類
海藻類は記憶力アップに効果的な食べ物です。
海藻類には、炭水化物・糖分などをブドウ糖に変換する機能がある
ビタミンB1が多く含まれていますし、
神経伝達物質の伝達をスムーズにするビタミンB12も多く含んでいます。
実は脳のストレスが腸へと伝わったり腸の不調が脳に悪影響があったりと
脳と腸は影響を及ぼし合う脳腸相関と呼ばれるものがあります。
つまり、腸の調子が悪いと、記憶力が悪化しかねません。
わかめやひじきなどの海藻類は、
水溶性食物繊維が多く含まれているので腸を整えてくれます。
バナナ
バナナも記憶力アップに欠かせない食べ物の一つです。
バナナには
- ブドウ糖
- 果糖
- ショ糖
という3つの糖分が含まれているので、
それぞれの糖分はエネルギーに変換されるスピードが異なるので、
エネルギーが長時間維持しやすいという特徴があります。
特にブドウ糖は脳に取って非常に重要なエネルギー源です。
- 脂質
- タンパク質
- ブドウ糖だけ
ブドウ糖が不足すると記憶を司る海馬の働きが弱くなってしまうので、
記憶力が低下してしまいます。
ですので、集中力が切れてきたらブドウ糖を摂るようにしたいです。
まとめ
今回は記憶力が上がる受験生にオススメの食べ物を紹介しました。
受験勉強の効率を良くするためにも食事を意識するだけで大きく変わってきます。
より効率的に暗記したいのであれば食事も変えていくことが大切です。
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