人間には五感という感覚機能が存在する
暗記が苦手な高校生の中には、教科書を目で追うだけで終わってしまい、
なかなか覚えられないという人が多くいます。実は暗記は、
視覚だけでなく複数の感覚を組み合わせることで定着しやすくなることが知られています。
この記事では、五感を使った具体的な暗記テクニックと、英単語・古文・化学式など科目別の応用例、
そして自分で試しても覚えられないときの見極め方について解説します。
人間には5感と呼ばれる感覚機能が存在します。
- 視覚
- 聴覚
- 触覚
- 味覚
- 嗅覚
視覚からの情報は、人間が受け取る情報の中でも大きな割合を占めているといわれています。
そのため、目で見て覚える学習法は基本として重要ですが、それだけに頼っていると、
覚えたつもりでも本番で思い出せないということが起こりやすくなります。
聴覚・嗅覚・触覚といった他の感覚を組み合わせることで、記憶の手がかりが増え、
思い出しやすくなると考えられています。
視覚と組み合わせると良い五感
- 聴覚
- 嗅覚
- 触覚
記憶の
手がかりを増やす

視覚に次の感覚を組み合わせることで、暗記の効果を高めやすくなります。
それぞれの感覚をどのように勉強に取り入れられるか、具体的に見ていきましょう。
聴覚を活用して「聞いて覚える」
人は文字を読むだけよりも、
声に出したり耳で聞いたりした情報の方が記憶に残りやすいといわれています。聴覚を使った暗記法には、
次のような方法があります。
- 教科書や単語帳を音読する:目で追うだけでなく声に出すことで、視覚と聴覚の両方から情報を取り込めます。
- 自分の声を録音して聞き返す:通学時間やすきま時間に聞き流すだけでも復習になります。
- 覚えたい内容を誰かに説明する:声に出して人に教えようとすると、理解があいまいな部分に気づきやすくなります。
- リズムや替え歌に乗せて覚える:年号や公式など、そのままでは覚えにくい情報も、リズムに乗せると記憶に残りやすくなります。
化学の元素記号や英単語のスペルなど、暗記量が多い科目ほど、
音読や声を出す勉強法との相性が良い傾向があります。
嗅覚を活用して「香りで覚える」
香りに関する記憶は、視覚や聴覚の記憶とは異なる経路で処理されるといわれており、
特定の香りとセットで覚えた内容を思い出しやすくなることがあります。
勉強するときにいつも同じ香り(ハーブ系のアロマやガムなど)を使い、
試験本番でも同じ香りを取り入れることで、思い出すきっかけを作れる場合があります。
ただし、香りの効果には個人差があり、香りだけで記憶力が大きく向上するわけではありません。
あくまで、他の暗記法と組み合わせる補助的な工夫として取り入れるのがおすすめです。
強い香りは周囲の迷惑になったり、試験会場では使えなかったりすることもあるため、
自宅学習用と本番用で使い分けを検討しましょう。
触覚を活用して「書いて覚える」
何かを覚えるときに、体の動きを伴わせると記憶に残りやすくなるといわれています。
触覚を使った暗記法には、次のようなものがあります。
- 空書:指で空中に文字を書く方法です。漢字や英単語など、書き方があやふやなものでも、繰り返すうちに手が自然に動くようになります。
- 手書きでまとめノートを作る:キーボード入力よりも、手を動かして書く方が記憶に残りやすいといわれています。
- 自作の単語カードを作って使う:カードを作る過程そのものが復習になり、持ち運んで隙間時間にも使えます。
- 歩きながら声に出して覚える:体を動かしながら情報を処理することで、記憶の手がかりが増えます。ただし、周囲の安全には配慮しましょう。
科目別に見る五感を使った暗記の具体例
五感を使った暗記法は、科目によって効果的な組み合わせ方が変わります。
| 科目 | 効果的な組み合わせ方 |
|---|---|
| 英単語・古文単語 | 音読しながら書き取る。声に出しながら手で書くことで、聴覚と触覚の両方からアプローチできます。 |
| 日本史・世界史の年号 | 語呂合わせをリズムに乗せて音読する。声に出すことで、目で眺めるだけよりも記憶に残りやすくなります。 |
| 化学式・元素記号 | 声に出して読み上げながら手で書いて覚える。図やイラストと組み合わせるとさらに整理しやすくなります。 |
| 英単語のスペル | 音読しながら空書で確認する。発音とスペルを同時に確認できます。 |
やってしまいがちな間違った暗記法
暗記に取り組んでいても、方法によっては効果が出にくい場合があります。
- ノートを眺めるだけで、声に出したり書いたりしない:目だけで覚えようとすると、思い出す手がかりが少なくなります。
- 一度に長時間詰め込み、復習をしない:五感を使っても、繰り返し復習しなければ記憶は定着しにくくなります。
- すべての科目に同じ暗記法を使う:科目の特性に合わせて、音読中心・書き取り中心などを使い分けることが大切です。
まずは1週間、覚えたい内容を「音読して書く」というシンプルな組み合わせで試し、
翌週に思い出せているか確認してみましょう。うまく思い出せない部分があれば、
別の感覚(香りをきっかけにするなど)を追加してみるのも一つの方法です。
自分で試しても定着しないと感じたら
五感を使った暗記法を試しても、覚えた内容が本番で思い出せなかったり、
どこまで理解できているか自分では判断しにくかったりすることがあります。
特に、暗記した内容を入試問題の形で使えるかどうかは、
一人で勉強しているとなかなか確認しづらい部分です。
そのような場合は、定期的に理解度を確認できる環境や、
自分の弱点を客観的に指摘してもらえる環境を取り入れることも一つの選択肢です。
愛媛県松山市の大学受験塾「My Self_Learn」では、化学をはじめとした受験対策において、
授業を受けるだけで終わらせず、テストゼミや単元別の確認を通じて、
覚えた内容を得点できる状態まで定着しているかを確認しています。
暗記した内容が入試問題で使えているか自分では判断しにくいと感じる方には、検討しやすい選択肢です。
また、
試験のために使える記憶にするトレーニング!!1分間ライティングについても参考になりますので、
あわせてご覧ください。
五感をフル活用して効率よく暗記ができる方法についてわかりやすく説明してみた:まとめ
五感は人間に誰しもが備わっている感覚機能です。
暗記する場合は、目からの視覚情報だけに頼らず、
聴覚・嗅覚・触覚など複数の感覚を組み合わせることで、記憶の手がかりが増え、
思い出しやすくなります。
科目の特性に合わせて自分に合った組み合わせを見つけ、
実際に試しながら定着度を確認していきましょう。




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