教科書7回読み勉強法
教科書7回読み勉強法は東京大学法学部に主席で卒業して、
弁護士やタレントなどをしている山口真由さんが提唱している勉強法です。
教科書7回読み勉強法はシンプルでありながら、
科学的な効果もあると言われている勉強法です。
ここでは、勉強が苦手な方でも実践できる教科書7回読み勉強法についてご紹介します。
- テキストや参考書、教科書を読む
- それを7回繰り返す
教科書7回読み勉強法のやり方
教科書7回読み勉強法のやり方は以下のとおりです。
- STEP11回目見出しを読んでいき、参考書の全体像をつかむ
- STEP22回目文章を流し読みする
- STEP33回目参考書の構成を把握するように読む
- STEP44回目文章中のキーワードに注目して読む(深く理解をしようとはしない)
- STEP55回目キーワードの説明文を意識して読み、段落ごとの意味を把握する
- STEP56回目キーワードの意味や段落ごとの意味を理解しているかどうか、答え合わせの感覚で読む
- STEP57回目意味を理解しようとしながらじっくり読む
1回目
1回目はタイトルや見出しを読んでいきます。
文章を一行一行読むのではなく、流し読みするイメージで大丈夫です。
また、見出しなどから全体の構造を理解していきます。
2回目
1回目と同じように意識しながら、少し文章をななめ読みするような感じで読んでいきます。
1回目で見出しなどは頭に入っているので、より内容が頭に入っていきます。
3回目
2回目と同様に流し読みをします。2回目で全体の構造を理解しましたが、
3回目はさらに明確にわかってきます。内容を理解するのではなく、
サラサラと読んでいきましょう。
4回目
文章でよく頻出するキーワードや詳しく説明されている用語に注目して、
普通のスピードで読んでいきましょう。この段階でも内容を理解しなくても良いです。
よくこの単語出てくるなと言う感じで大丈夫です。
5回目
4回目と基本的同じですが、キーワードとキーワードの説明文を意識しましょう。
キーワードがどのように説明されているのかを注目して、
要旨をつかむことを意識しましょう。
6回目
5回目で要旨を掴んでいるので、教科書の内容もわかってきたので、
細部に目を向けていきましょう。
細部とは、論点やどんな説があるかなどの説明する箇所です。
頭の中でより内容がしっかりと理解ができるようになります。
7回目
頭の中には教科書の内容がほとんど写し取れているので、最後に定着させていきます。
頭の中で先にようやくして読みながら答え合わせをする感覚で良いです。
教科書7回読み勉強法のポイント
- 最初から内容を頭に入れようとしない
- わからないところも立ち止まらない
最初から内容を頭に入れようとしない
最初から教科書の内容を覚えようとしないです。
出題範囲の全体像を掴むことを優先して、次に大見出し、中見出しという形で
順番に少しずつ細かい部分を頭に入れていきます。
3回目までは下読みするので、教科書を読んでいて内容がわからないことの疲れが無いです。
人間は新しい情報を受け取ると認知不可が掛かるので疲れを感じてしまいます。
また、見慣れたものは良いと感じて、見慣れないものは悪いと感じます。
3回目までの下読みは認知的負荷を取り払ってくれます。
わからないところも立ち止まらない
よく教科書を読んでいて、わからない分野に突入した瞬間に
これ以上は無理だと思う人が多いと思います。
しかし、実際は局所的に難しいだけかもしれないのにも関わらず
決めつけてしまいがちです。
しかし、教科書7回読み勉強法はわからなくても何度も読むことが方針なので、
わからない領域に対する嫌悪感が薄くなっていきます。
するとどんどん難しいことを書いてある領域も理解できるようになっていきます。
まとめ
教科書7回読み勉強法は反復と継続を活用した勉強法です。
記憶は才能ではなく、脳をいかに活用するかが重要です。
同じ本を7回読めば大体の内容は理解することができます。
もし、本を読むのが苦手ではない人は教科書7回読み勉強法を活用してみてください。
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