受験勉強を頑張ることは手段であり目的ではない
日々なにかに取り組んでいると、
何のためにするのか(目的)よりもどのようにするのか(手段)に
重きを起きがちになります。頑張ることはあくまで手段であり目的ではないです。
これを手段の目的化と言います。多くの人が目的と手段は混同しやすいのです。
受験生も同様に手段の目的化している人がいます。
- 受験勉強すること自体が目的になっている
- 問題を解くことが目的になっている
- 努力することが目的になっている
- 将来医者になるために受験勉強する。
- 生物学を研究するために受験勉強する。
- 好きなサークルに入るために受験勉強する
人間は、理由を曖昧にしたままで頑張り続けるには限界があります。
例えば、野球で素振りをするのは、試合でヒットやホームランを打てるようになるためで、
素振りという努力をするためではないです。
つまり、目的がありそのための手段が必要になるわけです。
長期的にモチベーションを保つためにはなぜそれをやるのか?
という目的が必要になります。
頑張ることを目的にすると頑張れない自分を支えることができない
頑張ることを目的にしてしまうと、頑張れない自分を支えることができないです。
頑張ることを目的にしてしまうと、上手く行かないことがあったときに、
あんなに頑張ったのにと言い訳をしてしまい、
本来向かうべき目的と向き合うことができないです。
そして、自分に自信を無くして、
何も行動できなくなってしまうくらい落ち込んでしまう人もいます。
- 自分に自信が無くなる
- 落ち込む
ばかり…。
手段はあくまでツールでしか無い
日本人はなぜやるかよりもどうやるかを重点に起きがちです。
何かを達成しようとする場面に置いては、手段を目的にするのは避けるべきです。
受験勉強をする目的は十人十色様々だと思います。
- 行きたい大学に入りたい
- 将来の夢を実現させたい
- 学問をさらに研究したい
そうした目的を実現するために
- 何をすればいいか?
- どうすることが必要か?
という手段を洗い出します。その中の一つの選択肢が努力や頑張るということです。
目的が明確でそのために努力しているのであれば、
頑張れなくなったとしても原点に振り返って選択肢を増やすことができます。
- 新しい方向に転換する
- 辞める
- 継続する
学問をさらに研究したいというのが目的で受験勉強をするのであれば、
志望校合格へ合格できなくても別の大学に入ることも可能ですし、
諦めることも可能ですし、そのまま浪人して再度受験するのも可能です。
というように目的が明確でそのために努力しているのであれば方向転換しやすいのです。
まとめ
受験勉強を頑張ることはとても大切なことですが、
頑張ることだけを目的にしてしまっては、
自分が何のために受験勉強をしているのかわからなくなります。
目的と手段は混同しやすいので、
しっかりと分けて考えるようにして受験勉強を頑張って欲しいと思います。
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