受験勉強を寝ずに頑張れば頑張るほど勉強効率が悪くなる
睡眠負債というのは、僅かな睡眠不足が日々蓄積されていき、
生活の質が低下してしまう状態のことを言います。
また、睡眠負債に寄ってうつ病やガンや認知症などの遠因ともなります。
睡眠負債が恐ろしいのは、睡眠不足のダメージが蓄積してある一定限度を超えると、
後戻りするのが難しいことです。
睡眠負債によって
- 学習・記憶力低下
- 情緒不安定
- 無気力
などの可能性が生まれます。
つまり、睡眠時間を削って受験勉強をするとむしろ逆効果になってしまいます。
これは多くの受験生にとっては非常に重要な問題だと思います。
昼寝をすると勉強効率が上がるというデータがある
昼寝をすると勉強効率が上がるというデータがあります。
昼寝を導入している福岡県の明善高校は偏差値は70台であり進学校です。
明善高校では昼休み内の10分間に午睡タイムを設けており、
生徒たちに昼寝を推奨しています。
そうした午睡タイムで昼寝を導入した前と後での成績の結果を見ると
また、昼寝導入によって難関大学合格数の変化を見ても確実に効果が出ています。
つまり、受験勉強にとって昼寝は非常に効果があるということです。
受験生にオススメな昼寝の方法
- 昼寝の時間は10〜20分がベスト
- 集中して寝るために耳栓の活用
- 暗さを確保するためにアイマスクの活用
- 睡眠中でも嗅覚は敏感なので良い香りを活用
昼寝の時間は10〜20分がベスト
昼寝は寝すぎてもリズムが崩れてしまいます。
人の睡眠は段階を踏んで深い眠りにシフトしていくので、
深い眠りの1歩手前くらいがベストで、その段階は10〜20分になります。
昼休みの10分〜20分を昼寝に当てるのが良いです。
集中して寝るために耳栓の活用
できる限り静かな方が集中して眠ることができます。
ですので、耳栓などを活用して無音な状態を作るのが良いです。
また、雨音や波の音など自然音のノウズはよく眠れるという実証があるので
そうした音を聞いて寝るのも良いですね。
暗さを確保するためにアイマスクの活用
目を閉じても明るさは感じてしまいます。
睡眠を誘発するメラトニンは照度が高いほど分泌が抑制され、目覚めやすくなります。
逆に低い照度ではメラトニンの分泌抑制は小さく、眠りやすくなります。
ですので、しっかりと暗さを確保するためにアイマスクを活用するのをおすすめします。
睡眠中でも嗅覚は敏感なので良い香りを活用
五感の中で睡眠中でも敏感なのが嗅覚です。
寝ていても匂いの刺激に寄って目覚めてしまいます。
なので昼寝したい場所に香りを入れるのをおすすめします。
特にラベンダーの香りは効果が高いです。またローズやバニラもオススメです。
昼寝をうまく活用して受験勉強
睡眠も勉強のうちだと思ってしっかりと昼寝の習慣を作るのが良いですね。
また、日頃から徹夜などせずに規則正しい生活習慣を送ることも重要になります。
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