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受験勉強の優先順位の付け方|苦手科目も得意科目も頑張りすぎて共倒れにならないコツ

大学受験のモチベーション・目標設定

苦手科目も克服したいし、得意科目もこれ以上伸ばしたい。

そう思って両方に手を伸ばした結果、どちらも中途半端なまま模試の判定が変わらず、

焦っていませんか。結論から言うと、

やることを「やる」か「やらない」かの二択で決める必要はありません。

今は手をつけず、後で取り組むという「今はやらない」という第三の選択肢を意図的に選ぶことで、

苦手科目と得意科目のどちらも見捨てずに、今の勉強時間を有効に使えます。

この記事では、松山市の大学受験塾My Self_Learnが、

「今はやらない」を選ぶ判断基準と実践の手順を解説します。

結論:苦手科目も得意科目も、同時に全部頑張ろうとすると共倒れになる

ここでいう「共倒れ」とは、苦手科目にも得意科目にも中途半端にしか時間を割けず、

両方とも思うように伸びない状態のことです。

なぜ「全部同時に」だと共倒れになるのか

勉強できる時間は、1日の中で限られています。

苦手科目の克服にも、得意科目の演習にも、それぞれまとまった時間が必要です。

両方を同時に全力で進めようとすると、1つひとつにかけられる時間が薄まり、

どちらも成果が出るまでに時間がかかります。

さらに、手をつけていない方の課題が常に頭の片隅に残るため、目の前の勉強に集中しきれない、

という状態も起こります。

「頑張る/頑張らない」ではなく「いつやるか」で考える

苦手科目を「やる」か「やらない」かで考えると、克服をあきらめるか、

無理をして両方に手を広げるかの二択になりがちです。

ここで有効なのが、取り組む時期をずらすという発想です。

今週・今月に取り組むもの、模試や定期テストが終わってから取り組むもの、

というように時間軸の上で並べ替えると、選択肢を手放さずに、

今の勉強時間の使い道を決められます。

「今はやらない」は「捨てる」とは違う

苦手科目の対策では、「捨て科目」という言葉を目にすることがありますが、

この記事で紹介する「今はやらない」は、科目そのものを見切ることとは異なります。

今は他の課題を優先しているだけで、対策する予定自体は残しておく考え方です。

両者の違いを整理すると、次のようになります。

項目 捨て科目にする 今はやらないを選ぶ
対策する予定 ない ある(時期をずらすだけ)
入試での扱い その科目を受験しない前提にする 受験する前提のまま、取り組む順番を変える
見直し 基本的に行わない 模試の後や環境の変化ごとに見直す

完全にやめると決めるのではなく、順番を後に回すだけだと考えると、

苦手科目への苦手意識も強くなりすぎずに済みます。

「今はやらない」を選ぶときの判断基準

何を「今すぐやる」に残し、何を「今はやらない」に回すか。

判断に迷ったときに使える、3つの基準を紹介します。

どの基準も絶対的な正解を出すものではありませんが、

1人で悩んで手が止まってしまうより、判断のよりどころとして使ってみてください。

配点と入試までの残り時間から考える

1つ目の基準は、志望校の入試における配点と、入試までに残された時間です。

配点が高い科目や、今の時期に取り組むことで伸びが見込める科目は、

優先して今の勉強時間に残します。一方、配点が低い科目や、

まとまった時間がなくても直前期に仕上げやすい科目は、「今はやらない」側に回しやすい候補です。

「今やらないと取り戻せないか」で考える

2つ目の基準は、後から取り組んでも間に合うかどうかです。

積み重ねが必要な科目は、後回しにするほど取り戻すための時間が増えていきます。

逆に、短期間の演習で対応できる分野は、

直前期にまとめて取り組んでも間に合うことが多くあります。

今取り組まないと入試までに取り戻せなくなる課題から、優先的に今の勉強時間に残しましょう。

苦手科目を完全に「やらない」にはしない

苦手科目を「今はやらない」に回す場合も、完全にゼロにはしないことが大切です。

週に1回、基礎問題を数問だけ解くなど、最低限の接触を保っておくと、

久しぶりに取り組んだときに一から思い出す手間を減らせます。

最低ラインの目安・週1回、10〜15分だけ触れる・新しい問題は増やさず、解けた問題の復習にとどめる・「今はやらない」であって「触れない」ではないと意識する

実践:優先順位を「今やる/今はやらない」で仕分ける手順

判断基準が分かったら、実際に手を動かして仕分けてみましょう。3つのステップで進めます。

STEP1 やるべきことをすべて書き出す

まず、今取り組みたいと思っている科目・単元・参考書を、

思いつく限りすべて紙やメモアプリに書き出します。

頭の中だけで優先順位を考えようとすると、全体量が見えないまま不安だけが大きくなります。

書き出して可視化することで、実際に取り組むべき量を客観的に把握できます。

STEP2 「今週」「今月」「今はやらない」に仕分ける

書き出した項目を、取り組む時期ごとに仕分けます。

目安は「今週中に取り組む」「今月中に取り組む」「模試や定期テストが終わってから

取り組む」「今はやらない」の4つです。前の章で紹介した基準を当てはめながら、

1つずつ振り分けていきます。

4つの仕分け先・今週中に取り組む・今月中に取り組む・模試や定期テストが終わってから取り組む・今はやらない(見直す時期を決めておく)

STEP3 「今はやらない」に置いたものは見える場所に残す

「今はやらない」と決めた項目は、消してしまうのではなく、付箋やメモの一覧に残しておきます。

目に入る場所に置いておくことで、対策する予定自体を忘れずに済みますし、

いつか取り組むと決めていることで、あきらめたわけではないと自分でも納得しやすくなります。

「今はやらない」と決めたものは、いつ見直すか

一度「今はやらない」に回した項目も、そのままにしておくわけにはいきません。

見直すタイミングを、あらかじめ決めておきましょう。

模試や定期テストの後に棚卸しする

模試や定期テストが終わったタイミングは、優先順位を見直す良い機会です。

結果を見ながら、今取り組んでいる科目に一区切りがついたか、

「今はやらない」に回した科目にそろそろ着手すべきかを確認します。

区切りのタイミングをあらかじめ決めておくと、見直し自体を忘れにくくなります。

部活引退や講習など環境が変わったら再検討する

部活動を引退した、長期休みに入った、季節講習が始まったなど、

使える時間や環境が変わったタイミングも見直しの合図です。

以前は時間が足りずに「今はやらない」と判断した課題も、

環境が変わった後なら取り組める場合があります。

状況が変わるたびに、優先順位を組み直す前提で考えておきましょう。

見直さないまま放置すると「先送り」になる

注意したいのは、「今はやらない」と決めたまま、見直す予定を作らずに放置してしまうケースです。

これは意図的な優先順位づけではなく、単なる先延ばしと同じ状態になってしまいます。

「今はやらない」を選ぶときは、次に見直すタイミングとセットで決めておくことが欠かせません。

苦手科目と得意科目、それぞれ「今はやらない」を選ぶ具体例

最後に、苦手科目・得意科目それぞれで「今はやらない」を選ぶ場面の例を紹介します。

自分の状況に近いものがあれば、判断の参考にしてください。

得意科目側で「今はやらない」を選ぶ例

すでに模試で安定して高得点が取れている科目は、今すぐ演習量を増やしても、

伸び幅は小さくなりがちです。このような場合は、

得意科目の応用演習を「今月末までは今はやらない」に回し、

その分の時間を苦手科目の基礎固めに使う、という判断ができます。

得意科目そのものをやめるのではなく、演習の量を一時的に絞るイメージです。

苦手科目側で「今はやらない」を選ぶ例

苦手科目の中でも、前提知識が固まっていない単元にいきなり取り組むと、

理解に時間がかかりすぎて、他の勉強時間を圧迫することがあります。

この場合は、その単元を「基礎が固まってから今はやらない」に回し、

先に前提となる基礎範囲を優先すると、結果的に苦手単元にも早く追いつけます。

Q. 得意科目を「今はやらない」に回すと、勘が鈍りませんか?

完全に触れない期間を長く作ると、感覚が鈍る可能性はあります。得意科目も週1回程度は問題に触れる時間を残し、「今はやらない」は演習量を絞ることだと考えると、感覚を保ちながら苦手科目に時間を使えます。

ここまでの基準を使えば、多くの場面は自分で仕分けられます。

それでも、配点や入試までの残り時間をふまえた優先順位づけは、

学校や模試の情報だけでは判断しづらい場合があります。

松山市の大学受験塾My Self_Learnでは、確認テストで理解度を可視化したうえで、

志望校から逆算した学習計画に落とし込む個別対応を行っています。

「今はやらない」と決めた科目をいつ再開すべきかまで一緒に整理したい方には、

検討しやすい選択肢のひとつです。

また、1週間・1か月単位の学習計画の立て方を詳しく知りたい方は

学習計画の立て方

参考になります。仕分けたはずの計画が途中で崩れてしまったときは、

勉強計画の立て直し方

記事もあわせてご覧ください。

1科目へ集中する期間と他科目の維持量を決めたい方は、受験勉強で1科目に集中する判断基準も参考になります。

受験勉強の優先順位の付け方|苦手科目も得意科目も頑張りすぎて共倒れにならないコツ:まとめ

苦手科目も得意科目も、同時に全部頑張ろうとすると、共倒れになりやすくなります。

「やる」か「やらない」かの二択ではなく、

「今はやらない」という第三の選択肢を意図的に選ぶことで、

どちらも見捨てずに今の勉強時間を使えます。

この記事のポイント・「今はやらない」は科目を捨てることではない・配点と残り時間、取り戻せるかどうかで判断する・4つに仕分け、今はやらないものは見える場所に残す・模試や環境の変化のたびに見直す

やることを増やし続けるのではなく、今やるべきことを明確にすることが、

結果的に苦手科目にも得意科目にも時間を確保する近道になります。

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