本当に勉強ができる学生と勉強ができない学生のたった1つの違い
勉強ができる学生と勉強ができない学生という2つのタイプの学生がいます。
勉強ができる学生は一度説明しただけで理解して覚える。
それに対して、勉強が苦手な学生は一度説明しただけでは、
理解できず覚えることができない。
同じ説明を何度もしても理解ができない学生を頭が悪いと決めつけていますが、
決して頭が悪いわけではないんですね。
- 興味がない
- やる気がない
- 頭が悪い
とかではありません。
勉強が苦手な学生には勉強ができる学生に比べて体験ネットワークが少ないのが原因です。
その分野に関わる体験をしたことがないからなんですね。
例えば、小さい頃、水の入ったバケツを
振り回したことがある学生とそうでない学生がいたとしましょう。
水の入ったバケツを振り回したことがある学生の方が、
遠心力について理解しやすいのです。
これは水に入ったバケツを振り回したという体験をしたことによって
授業で遠心力について学んでも脳が情報を理解がしやすいのです。
- 水に入ったバケツを振り回したという体験がある→遠心力について学ぶ→理解しやすい
- 水に入ったバケツを振り回したという体験が無い→遠心力について学ぶ→理解しづらい
つまり、人間というのは体験ネットワークが少ないと、
何度説明されても体験と結びつかず理解できないのです。
勉強のできる学生は多くはこうした体験ネットワークが多く存在し、
逆に勉強できない学生は体験ネットワークが少ない傾向があるのです。
- 体験ネットワークが多い
- 授業自体が知識になる
- 体験ネットワークが少ない
- 授業自体が情報になる
情報が知識になるためには体験が必要
情報が知識になるためには、体験という下図があってこそ成り立ちます。
授業で学ぶ知識は初めて聞く人には情報ですが、
すでに体験ネットワークがある学生は、
授業で学ぶ知識は体験を通じて理解するので情報ではなく知識変わります。
つまり、授業や講義を知識化できるかは体験の有無でスピードが変わります。
- 勉強できない学生:授業を聞く(情報)→理解しずらい
- 勉強できる学生:体験ネットワーク(情報)→授業を聞く(知識化)→理解できる
勉強できない人にとって授業で初めて聞く内容というのは、
ジグソーパズルのピース間の繋がりがよくわからないのであまり理解ができないのです。
これは学ぶことが初めてで授業が情報としてしかなく、
繋がりがないので理解できないのです。
当然理解できないので学校の勉強はあまり面白くなく、勉強したがらないのです。
しかし、体験ネットワークがあると、授業で初めて聞く内容も
ジグソーパズルの全体像が見えて来るので、
ピースをどんどんはめ込んでいけるようになり理解するたびに快感が走ります。
- なんかこんなことあったな!!
- こんなこと見た気がする!!
- こんなことやった気がする!!
これは大人になっても同様です。
親御さんの中にも子供の頃に理解できなくても経験を積んで、
大人になってから理解できるようになったという人もいると思います。
一度大人になって様々な体験ネットワークによって、
理解しやすくなっているということです。
大人になってからの方が勉強が楽しいのは、
自分の経験と勉強の内容が繋がる点が多くなるからなんですね。
つまり、情報を上手く理解しやすくなるためには、
体験をして体験ネットワークが構築されているかどうかが非常に重要だということです。
体験ネットワークは趣味や部活など日常と組み合わせる
体験ネットワークを得るというのは難しかったりします。
授業に関連した体験ネットワークがなかったとしても、
それがすでにあなたの体験ネットワークに関連することであればなんだって良いです。
- スマホのゲーム→数学に応用
- スポーツや部活→物理に応用
- 料理やお菓子作り→化学に応用
- 音楽→英語に応用
と自分の今までやってきた体験に関連する事柄に関連付けすることで、
授業の情報が知識化しやすいです。
スマホのガチャは数学の乱数と関連付けられますし、
野球やサッカーなどのボールの落下地点などは、
ベクトルや重力加速度など物理に関連付けできます。
過去の自分が体験している情報をベースに情報を知識化すると定着率が高まります。
勉強が苦手ならまずは体験してみること
勉強ができないのは決して頭の良し悪しではないです。
新たな知識を学ぶ際に体験ネットワークが欠如してると、
受けとめられないので理解ができないだけです。
これは勉強できる学生も勉強の苦手な学生も、
新知識を受けとめられる体験ネットワークが欠如していれば理解できないです。
大切なのは学ぶことよりも実際に体験してみることです。
体験をすることで関心が湧きますし観察するので興味関心が湧いてきます。
興味関心さえ湧けば、自然に体験ネットワークが形成されます。
体験を通じて勉強するとそれぞれ結節点の名前を聞くだけで一度で覚えることができます。
大切なのは知識の量ではなく、興味関心の強さです。
知識を学ぶよりも先に体験をしてみるというのが大切になります。
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