ストップウォッチ勉強法とは
勉強のやる気が続かず、気づけば何時間も机に向かっただけで、
中身が伴っていないと感じたことはないでしょうか。
ストップウォッチ勉強法は、勉強している時間だけを
正確に記録することで、この「時間を使った実感はあるのに
成果が見えない」状態を解消するための時間管理術です。
ストップウォッチ勉強法とは、勉強している間だけ
ストップウォッチを動かし、実際に机に向かった時間を
記録していく勉強法です。
この方法は、東京大学薬学部を卒業した木村美紀さんが
受験生時代に実践し、著書『ストップウオッチ勉強法』でも
紹介している時間管理術として知られています。
(出典:ワニブックスオフィシャルサイト、PRESIDENT Online)
木村さんは受験勉強の間、一日中ストップウォッチを持ち歩き、
参考書を開いている時間だけを計測し続けていたといいます。
時間を可視化することで、努力の量を自分の目で
確認できる状態を作ったわけです。
この記事では、ストップウォッチ勉強法のメリットとやり方、
よくある失敗、さらに効果を高める工夫について説明します。
ストップウォッチ勉強法のメリット
ストップウォッチ勉強法には、主に3つのメリットがあります。
まず全体像を確認してから、それぞれを詳しく見ていきましょう。
ストップウォッチ勉強法の3つのメリット
- モチベーションが上がりやすい
- 勉強の効率が上がる
- 学習スケジュールを組みやすくなる
モチベーションが上がりやすい
だらだらと勉強を続けていると、やる気は徐々に下がっていきます。
ストップウォッチ勉強法は、時間を区切って計測することで、
「この時間だけは集中する」という意識が働きやすくなります。
結果として、勉強を始めるハードルが下がり、
モチベーションを維持しやすくなります。
勉強の効率が上がる
モチベーションが維持されれば、それだけ集中して
机に向かえるため、勉強の効率も上がりやすくなります。
だらだらとした時間が減ることで、
同じ1時間でも吸収できる情報量が変わってきます。
スケジュールが組みやすい
ストップウォッチ勉強法は、勉強時間を記録として残せるため、
1週間や1か月単位の学習スケジュールを組みやすくなります。
記録が積み重なることで、自分がどれだけ勉強してきたかを
客観的に把握できるのも利点です。
ストップウォッチ勉強法のやり方
やり方自体はシンプルで、特別な道具も必要ありません。
勉強を始めるときにストップウォッチを押し、
終わったら止めて記録するだけです。
ノートやアプリに記録する際は、時間だけでなく
次の4項目も一緒に残しておくと、後から振り返りやすくなります。
記録しておきたい4つの項目
- 日付
- その日に勉強した内容
- その日の勉強の合計時間
- 1日の満足度(充実度)
たとえば1週間分を記録すると、次のような形になります。
数字を積み上げていく感覚がつかめると、
記録そのものが継続の支えになります。
| 日付 | 内容 | 合計時間 |
|---|---|---|
| 7/1(月) | 化学:理論化学の計算演習 | 2時間10分 |
| 7/2(火) | 英語:長文読解+単語暗記 | 1時間45分 |
| 7/3(水) | 数学:過去問演習 | 2時間30分 |
勉強時間と内容を記録していくと、
自分がどれだけ勉強したのかを可視化できます。
数字として積み上がっていく様子は、
そのまま自分の成長の実感にもつながります。
比較として、スマートフォンの勉強タイマーアプリを
使う方法もありますが、それぞれ次のような特徴があります。
| 方法 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| ストップウォッチ(実物) | 通知が来ず集中を妨げない | 記録は自分で書く必要がある |
| 勉強タイマーアプリ | 自動で記録・グラフ化できる | スマホを近くに置くことになる |
どちらが向いているかは、スマホの通知が
気になるかどうかで選ぶとよいでしょう。
ストップウォッチ勉強法でよくある失敗
シンプルな方法だからこそ、記録の付け方を
誤ると効果を感じにくくなります。代表的な失敗と
改善策を確認しておきましょう。
よくある失敗
- 休憩中もストップウォッチを止め忘れる
- 時間だけ記録して内容を書かず振り返れない
- 長時間の計測が目的化し、内容の質を見なくなる
改善のポイント
- 席を立つ瞬間に必ず止める習慣をセットにする
- 時間と一緒に「内容」も一言で書き残す
- 時間だけでなく、その日解けた問題数も併記する
時間の長さそのものは目的ではなく、
理解や得点力につなげるための記録である、
という前提を忘れないようにしましょう。
ストップウォッチ勉強法をさらに効率よくする方法
基本のやり方に慣れてきたら、次の2つの工夫を
取り入れると、さらに効果を高めることができます。
タイムプレッシャーをかける
タイムプレッシャーとは、自分の作業にあえて
制限時間を設ける考え方です。
脳科学者の茂木健一郎さんも、残り時間が限られた状況では
集中力が高まりやすいと述べています。
制限時間は、少し厳しめに設定するのがポイントです。
「ギリギリ終わるかどうか」という設定にすることで、
自分を適度に追い込むことができます。
勉強時間を少しずつ伸ばしていく
昨日1時間勉強できたなら、今日は1時間15分というように、
勉強時間を少しずつ伸ばしていく方法もあります。
ストップウォッチ勉強法は基本的に自分との戦いなので、
記録を更新していく感覚を持てると、
達成感を得ながら継続しやすくなります。
ストップウォッチ勉強法についてよくある質問
Q. スマホのタイマー機能ではダメですか?
A. 機能としては代用できますが、通知やSNSが
視界に入りやすくなる点には注意が必要です。
通知をオフにできるなら、アプリでも問題ありません。
Q. 休憩時間も記録した方がいいですか?
A. 休憩は別枠で記録するか、記録しなくても
構いません。重要なのは「実際に手を動かした時間」
だけを正確に残すことです。
ストップウォッチ勉強法が向いている人
こんな人に向いています
- 勉強時間はあるのに、何をしたか振り返れない人
- だらだら勉強してしまい、集中が続かない人
- 自分の頑張りを数字で確認したい人
反対に、時間よりも「解いた問題数」で管理したい人には、
別の管理方法のほうが合う場合もあります。
ストップウォッチ勉強法は、勉強量を可視化する方法として
有効ですが、記録した時間の中身、つまり「本当に理解できているか」
までは、このやり方だけでは確認できません。
My Self_Learnでは、化学を中心とした確認テストやテストゼミを通して、
勉強した時間が実際の理解や得点力につながっているかを確認しながら、
一人ひとりの学習計画を調整しています。
時間を記録するだけでなく、その中身まで見直したい方にとって、
検討しやすい選択肢の一つです。
また、
勉強法に正解は無いが王道はある話についてについても参考になりますので、
あわせてご覧ください。
ストップウォッチ勉強法とは?木村美紀さん考案の時間管理術で勉強効率を上げるやり方:まとめ
ストップウォッチ勉強法はストップウォッチさえあれば、
誰でもすぐにできるのでコストも掛かりません。
もしストップウォッチ勉強法が木になる方はぜひ活用してみてください。




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