音読勉強法とは
多くの受験生は文章を目だけで読む黙読をして、
知識を得たり問題を解いたりしていると思います。
しかし、黙読よりも文章を声に出して読む音読のほうが効率的に勉強できます。
脳を鍛えるためには、簡単な計算を早く解くことや
声に出して文章を読むことが効果的であるという研究結果があります。
小学生から成人までを対象として記憶力のテストを行いその結果、
簡単な計算と音読の前と後とで、
記憶力が2~3割もアップするといったデータが得られたようです。
また、認知症患者に計算と音読を週に2~5日行ってもらったところ、
学習を行っていない人たちに比べ、
認知機能の低下の防止、前頭葉機能の改善に成功したのです。
つまり、音読には科学的に効果がある勉強法だと言われています。
音読勉強法だと効率よく勉強できる理由
文章を黙読している時の脳は文字を追いかけて理解するという
プロセスで学習しています。
一方で、音読している時の脳は文字を目で追い、理解して声に出して読むことで
耳からも情報を得るという4つのプロセス
- 文字を追いかけて理解する
- 目しか使わない
- 文字を追いかけて声を出して耳からも両方情報を得る
- 目と耳を使う
一度に目と耳から情報を得ることができるので、
情報をより理解しやすくなりますし脳に記憶が定着しやすいです。
音読勉強法のメリット
- 自分の声は記憶に残りやすい
- 眠気防止効果
- モチベーションも上がる
- 隙間時間を活用できる
自分の声は記憶に残りやすい
自分の声は記憶に残りやすいという特徴があります。
音読することで自分の声を耳から情報を得ることでより記憶が定着しやすいです。
眠気防止効果
声を発するということは、眠気防止効果もあります。
勉強していて少し眠気を感じたら音読して勉強してみるのもオススメです。
モチベーションも上がる
声に出して文章を読むと脳が活性化して、勉強のモチベーションにも繋がります。
ですので、勉強前のウォーミングアップとして音読を取り入れるのがオススメです。
隙間時間を活用できる
音読勉強は、ノートや文章さえあればどこでもできます。
また、文章の写真などをスマホに取っておけば、いつでも音読で勉強することができます。
音読勉強法を実際に行うポイント
- 勉強前に15分だけ音読をする
- 耳栓やイヤフォンで外の音を遮断して音読する
- 隙間時間をうまく活用する
勉強前に15分だけ音読をする
勉強前する前に15分だけ音読をしましょう。
これは、勉強前のウォーミングアップとして活用することができます。
耳栓やイヤフォンで外の音を遮断して音読する
耳栓やイヤフォンで外の音を遮断して音読しましょう。
テレビなどの音は止めてできるだけ静かな環境で行うのがオススメです。
周囲に雑音があると気が散ってしまい、学習効果は得られにくいです。
耳栓やイヤフォンで自分の声だけが聞こえる環境を作れば、
音読勉強に集中しやすくなります。
隙間時間をうまく活用する
勉強できる環境がある場合は音読勉強法をメインで行う必要はありません。
音読勉強法は隙間時間に活用することで効果を発揮します。
寝る前やお風呂の時間などの隙間時間で学習を積み重ねることで、
最終的な学習効果は大きなものになります。
まとめ
音読勉強法は科学的にも効果が実証されており、
音読で勉強内容を記憶して理解することができるので、
隙間時間に非常に適した勉強法になります。
誰でもすぐに実践することができるので今日から始めてみましょう。
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