時間帯によって勉強の効率は変わるのか
「同じように勉強しているのに、はかどる時間帯とそうでない時間帯がある」
と感じたことはありませんか。
これは思い込みではなく、脳のコンディションが時間帯によって変化するためだとされています。
同じ1時間でも、使う時間帯によって身につく量が変わってくるということです。
結論として、時間帯ごとに得意な作業を割り当てる
「時間帯別勉強法」を使うと、限られた時間を効率よく使いやすくなります。
この記事では、時間帯ごとに向いている学習内容と、
部活動などで時間が限られる受験生向けの調整方法を紹介します。
時間帯別勉強法の基本スケジュール
まずは、時間帯ごとにどのような学習が向いているのか、全体像を確認します。
| 時間帯 | 向いている学習内容 |
|---|---|
| 朝起きてすぐ | 前日までの復習、簡単な見直し |
| 午前中 | 新しい分野、苦手科目、応用問題 |
| 午後 | 調べもの、ノート整理、単純作業 |
| 夕方〜夜 | 得意分野の問題演習、宿題 |
| 寝る1時間前 | 暗記中心の学習 |
すべてを毎日同じ順番でこなす必要はありません。自分の生活リズムに合わせて調整してください。
朝起きてすぐの使い方
朝は受験勉強がはかどりやすい時間帯の一つと言われています。特別な道具や環境を用意する必要はなく、
起きてすぐの数十分をどう使うかを決めておくだけで、1日の始まり方が変わります。
まずは軽い復習から
起きて間もない脳は、いわば準備運動が済んでいない状態です。
いきなり難しい問題に取り組むのではなく、
前日の復習や簡単な見直しからウォーミングアップすると取りかかりやすくなります。
具体的には、昨日解いた問題の解き直しや、英単語・化学の用語を軽く見返す程度の負荷から始めると、
無理なく1日をスタートできます。
午前中の使い方
午前中は、1日の中でも思考力を使う勉強に向いている時間帯だとされています。
理系科目のように、思考力やひらめきが求められる勉強は、脳が働きやすい午前中に進めると効率的です。
しっかりとウォーミングアップをしたうえで、難易度の高い応用問題や、
苦手科目の克服に時間を充てるのもよいでしょう。
午前中に勉強する際は、必ず朝食を取るようにしましょう。忙しい場合はパン1つやバナナ1本でもよいので、何か口にしてから机に向かうことをおすすめします。
午後の使い方
午後は、午前中のような集中力のピークが一段落しやすい時間帯です。
そのため、無理に難問へ挑むよりも、ノートの整理や調べもの、
暗記カードの作成といった単純作業に充てるほうが、コンディションに合った使い方になります。
学校がある日は、この時間帯を丸ごと使えないことも多いはずです。
休み時間や移動時間など、細切れの時間に単純作業を差し込む形でも構いません。
夕方〜夜の使い方
夕方から夜にかけては、午前中に続く2度目の集中しやすい時間帯とされています。
午前中との違いは、処理速度が高まりやすい点です。得意分野の問題演習や、
その日の宿題をこの時間帯にまとめて片づけると、テンポよく進めやすくなります。
化学であれば、計算問題や過去問演習など、集中して手を動かす学習をこの時間帯に配置すると、
1日の中でも効率のよい使い方になります。
寝る1時間前の使い方
就寝前の時間は、暗記学習に向いていると言われています。
睡眠中に記憶が整理されるとされており、寝る直前に触れた内容は、
翌朝まで残りやすい傾向があるという指摘もあります。
一方で、睡眠時間を削ってまで暗記に時間を使うと、翌日の集中力低下につながりやすくなります。
暗記を優先するあまり、睡眠不足にならないよう注意してください。
部活動がある受験生向けの調整方法
部活動と両立している受験生は、理想どおりの時間割を組めないことも多いはずです。
| 状況 | 調整の考え方 |
|---|---|
| 朝練がある | 朝の復習は通学時間などに短縮して行う |
| 下校が遅い | 午前中に重い科目、夜は軽い演習に絞る |
| 休日のみまとまった時間がある | 平日は暗記中心、休日に思考系の勉強を集中させる |
無理に5つの時間帯すべてを埋めようとせず、自分が確保できる時間の中で「思考系」
「演習系」「暗記系」を振り分けることが大切です。
時間帯別勉強法を実践するときの注意点
最後に、時間帯別勉強法を取り入れる際に気をつけたいポイントを紹介します。
Q. スケジュールどおりに進められない日はどうすればいいですか。
A. 部活動やその日の体調によって、理想どおりに進まない日もあって当然です。「午前中は思考系、夜は演習系」といった大まかな役割分担だけを守り、細かい時間割は柔軟に調整しましょう。
体調や生活リズムには個人差があるため、この配分がすべての受験生に当てはまるとは限りません。
自分に合った形に微調整しながら続けることが大切です。
Q. 保護者は子どもの時間帯別勉強法にどう関わればいいですか。
A. 「何時から何時まで何をしたか」を細かく管理しようとすると、かえって本人の負担になりやすくなります。朝食の準備や就寝時間の声かけなど、生活リズムを整える部分でサポートし、学習内容そのものは本人の計画に任せるくらいの距離感がちょうどよいバランスです。
曜日によって配分を変える
平日と休日では、確保できる時間の長さが大きく異なります。
| 曜日 | 時間帯配分の考え方 |
|---|---|
| 平日 | 朝と夜の短時間に絞り、暗記・演習を中心に進める |
| 休日 | 午前中に思考系の勉強、午後に苦手科目の弱点補強を配置する |
平日にできなかった思考系の勉強を休日にまとめて行うなど、
1週間単位で帳尻を合わせる考え方も取り入れやすい方法です。
自分で計画を管理するのが難しいときは
時間帯ごとの勉強内容を頭では理解していても、日々の予定に落とし込み、
継続して実行するのは簡単ではありません。
特に、部活動や学校行事で生活リズムが変わりやすい時期は、せっかく決めた時間割が崩れ、
そのまま計画自体をやめてしまうケースも見られます。
My Self_Learnでは、生徒ごとの学力や志望校、生活リズムに合わせて学習計画を作成し、
確認テストの結果を計画へ反映する仕組みを取り入れています。
「何を」「いつ」やるべきかが曖昧になりやすい受験生にとって、
学習計画を一緒に整理できる環境は検討しやすい選択肢です。
関連して、
山口真由さんが提唱している教科書7回読み勉強法の内容も押さえておくと、
学習の進め方がより明確になります。
【1日をフル活用する】時間ごとに勉強を変える時間帯別勉強法についてわかりやすく説明してみた:まとめ
時間帯別勉強法は脳の動きと連動して学習を変えていく方法です。
脳の構造を理解した上で一番ベストな状態で勉強することが効率的な学習と言えます。
休日など勉強時間が確保できる受験生は時間帯別勉強法を活用してみてください。




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