RAS(Reticular Activating System)
RASは別名、網様体賦活系(もうようたいふかつけい)と呼ばれています。
RASの機能はその人が持つ関心に対して脳は情報を集めるのに敏感になるというものです。
RASは自分に取って重要な情報か重要でない情報かを判断する
フィルターの機能があります。これは無意識的に判別しています。
人間があらゆる情報をすべて取り入れてしまうと、その膨大な情報を処理するために
エネルギーが使われるので必要な脳機能が働かなくなると言われています。
私たちはRASによって目の前に見えている世界は、
自分が重要だと思っていることだけだということですね。
よく引き寄せの法則なんて言われてたりしますが、
脳が必要だと思う情報をフィルター化していることで、
引き寄せられていると感じるようになるわけですね。
RASは受験勉強の諸刃の剣になる
RASは関心事はポジティブなものだけではなくネガティブにも働きます。
- ○○大学には入れない…。
- 自分は勉強ができない…。
- 志望校に合格できない…。
というネガティブな情報を重要なものとして脳に入ってくることになります。
そうしてしまうと、折角学校の先生や両親や塾の先生などが、
良い情報やアドバイスをくれてもRASはスルーするようになります。
結果的にネガティブな思考や状態を生み出しやすくなります。
RASは考え方一つで自分で変わってしまいます。
RASを受験の目標設定に活用する
RASを受験の目標設定に活用する方法として、
目標を紙に書くという方法をオススメします。
目標を紙に書くということは、脳科学的に効果があると言われています。
カリフォルニア・ドミニカン大学の心理学者マシュー教授は、
書くことと目標を共有することの効果を科学的に証明しています。
単に目標設置しているだけの人と、目標を紙に書き・誰かに伝え・説明をし続けた人は
達成の可能性が33%も高いことが実証されています。
また、各分野に置いて成功を収めた上位2%を対象として調査結果では、
それぞれの別分野で成功しているにも関わらず、全員が目標を紙に書いていたようです。
目標を紙に書くことで、RASがその目標を達成するために必要な情報に目を向けてるので、
目標達成しやすくなります。自分の理想や目標や達成したいゴールを
- 明確に
- 具体的に
特定していくだけでRASはあなたの強力な味方になります。
まとめ
目標を無駄なく達成する人というのは、能力の差ではなく、
RASを味方につけて明確的かつ具体的な目標を作っているだけです。
RASを上手く活用すればあなたも目標達成することができるので、
ぜひチャレンジしてみましょう。
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