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地学基礎の勉強法|共通テスト対策に向けた基礎からの取り組み方

大学受験の勉強法

地学基礎の勉強を始めようとしても、

何から手をつければよいか分からず、

不安に感じていませんか。

暗記科目だと聞いていたのに、

模試では資料やグラフを読み取る問題で

点数が伸びないという声もよく聞きます。

結論から言うと、地学基礎は暗記量そのものは

比較的少なめですが、教科書知識のインプットだけで

終わらせず、図表や資料を読み取る演習を

積むかどうかで得点が大きく変わる科目です。

この記事では、地学基礎の出題範囲から、

共通テストでの理科基礎科目としての位置づけ、

具体的な勉強の進め方、つまずきやすいポイントまで、

大学受験を控える高校生に向けて解説します。

この記事の結論

①地学基礎は固体地球・大気と海洋・宇宙の3分野が中心で、分野ごとに独立しているため、範囲全体を漏れなく確認することが土台になる。

②共通テストの理科基礎は、大学・学部によって必要科目や選択方法が異なるため、志望校の募集要項を早めに確認する必要がある。

③教科書知識のインプット→図表・資料の読み取り演習→過去問演習の順で進めると、初見の資料に対応する力がつきやすい。

地学基礎とはどんな科目か、出題範囲を確認する

地学基礎は、地球や宇宙の仕組みを扱う科目で、

教科書ではおおむね「固体地球」「大気と海洋」

「宇宙」の3つの分野に分かれています。

まずは自分が学んでいる範囲の全体像を

把握しておきましょう。

固体地球分野(地球の内部・地震・火山)

地球の内部構造やプレートの動き、

地震や火山のしくみを扱う分野です。

地層や岩石の観察問題、示準化石を使った

年代の判定なども、この分野に含まれます。

用語だけを覚えるのではなく、

プレートの動きと地震・火山が

どうつながっているかを図で理解すると、

初見の資料問題にも対応しやすくなります。

大気と海洋分野(気象・海洋のしくみ)

前線や気団、天気図の読み取り、

海洋の循環などを扱う分野です。

ニュースで見る天気図や台風の進路など、

身近な現象と結びつけて学習しやすい分野でもあります。

湿度や気圧の計算問題も出題されるため、

計算問題を後回しにしないことが大切です。

宇宙分野(太陽系・恒星・宇宙の広がり)

太陽系の惑星や恒星の性質、

宇宙の広がりを扱う分野です。

南中高度や月の満ち欠けなど、

公式を使った計算問題が出題される点が特徴とされています。

暗記だけでなく、天体の動きを

図でイメージする練習が必要です。

共通テストにおける地学基礎の位置づけ

地学基礎は、共通テストの理科の中で

「基礎科目」に分類されます。

まずは、理科基礎科目全体の仕組みを

理解しておきましょう。

理科基礎2科目選択の仕組み

共通テストの理科は、物理基礎・化学基礎・

生物基礎・地学基礎の「基礎科目」4科目と、

物理・化学・生物・地学の「専門科目」に

分かれています。

基礎科目を選ぶ場合は、この4科目から

2科目を組み合わせて受験するのが

一般的な選択方法とされています。

どの2科目を選ぶかは、志望校の入試科目の

指定によって変わるため、自己判断だけで

決めないようにしましょう。

対応する大学・学部の傾向

共通テストで理科基礎2科目を課す大学・学部は、

文系学部を中心に見られる傾向がありますが、

必要科目は大学・学部によって大きく異なります。

地学基礎が選択科目に含まれているかどうかも

大学によって違うため、志望校の募集要項で

必ず確認してください。

補足

理科基礎4科目のうち、地学基礎は他の3科目に比べて

選択する高校生が少ない傾向にあると言われることがありますが、

学校や年度によって差があるため、断定的な数値としては扱わず、

あくまで一般的な傾向として捉えてください。

4つの基礎科目には、それぞれ次のような

傾向があるとされています。

あくまで一般的な特徴であり、感じ方には

個人差があります。

科目 内容の中心 学習の特徴とされる傾向
物理基礎 力学・波・エネルギー 公式を使った計算問題が中心で、暗記だけでは対応しにくいとされる
化学基礎 物質の構成・化学反応 モル計算などの計算問題と、用語・反応の暗記が両方必要とされる
生物基礎 細胞・遺伝・生態系 用語や現象名の暗記量が比較的多いとされる
地学基礎 固体地球・大気と海洋・宇宙 暗記量は他の3科目より少なめとされる一方、初見の図表・資料を読み取る力が問われる

地学基礎の勉強法の基本ステップ

地学基礎は分野ごとの独立性が高く、

前提知識の積み上げが少ない科目です。

次の3段階を意識して進めると、

計画を立てやすくなります。

教科書知識をインプットする

まずは教科書に書かれている内容を、

分野ごとに一通り確認します。

地学基礎は範囲が独立しているぶん、

一部の分野だけを後回しにすると、

その分野をまるごと落としてしまいます。

苦手意識のある分野から先に

取り組んでおくと安心です。

図表・資料の読み取り演習をする

共通テストの地学基礎では、

教科書に載っていない初見の図やデータを

読み取らせる問題が多く出題される傾向にあります。

知識を覚えるだけでなく、

「この資料から何が読み取れるか」を

考える演習を、早い段階から

取り入れておくことが重要です。

過去問・共通テスト対策問題で仕上げる

知識と読み取り方の練習ができたら、

過去問や共通テスト対策問題集で

時間を計って演習します。

間違えた問題は、知識不足なのか、

資料の読み取りでつまずいたのかを

分けて振り返ると、次の対策が

立てやすくなります。

何から始めればよいか迷う場合は、

次のような2週間を目安にしてみてください。

期間 取り組むこと
1〜4日目 固体地球分野の教科書範囲を通読し、用語をノートに整理する
5〜8日目 大気と海洋分野の教科書範囲を通読し、天気図の読み取り問題を解く
9〜11日目 宇宙分野の教科書範囲を通読し、南中高度や月の満ち欠けの計算問題を解く
12〜14日目 3分野を横断した共通テスト形式の問題を解き、間違えた原因を分野ごとに整理する

つまずきやすいポイントと対策

地学基礎は暗記科目という印象を

持たれやすいですが、実際には

別の理由でつまずくケースが多く見られます。

範囲が広く感じて後回しになりやすい

固体地球・大気と海洋・宇宙という

3つの分野が独立しているため、

「どこから手をつけてもよい」と感じ、

結果的に後回しになりやすい科目です。

他科目の勉強を優先しているうちに、

地学基礎の対策時間が確保できなくなる

ケースも少なくありません。

天文分野の計算問題でつまずきやすい

南中高度や月の位相など、

宇宙分野には公式を使う計算問題があります。

例えば南中高度は、教科書では

「90°-観測地点の緯度+天体の赤緯」

のように、緯度と天体の位置関係から

求める形で扱われます。

数値だけを暗記するのではなく、

図を描きながら、太陽と地球、月の位置関係を

イメージする練習をしておきましょう。

初見の資料・グラフの読み取りに慣れていない

共通テストでは、教科書に載っていない

グラフや観測データを読み取らせる問題が

出題される傾向にあります。

知識を覚えているだけでは対応できないため、

普段の演習から「資料を読んで考える」

時間を意識的に確保する必要があります。

地学基礎を選ぶメリット

身近な自然現象と結びつけて理解しやすい分野が多く、興味を持って取り組みやすい傾向があります。

地学基礎を選ぶ際に注意したい点

他の基礎科目に比べて対応する参考書や過去問の選択肢が限られる場合があるため、教材選びには時間をかけて確認する必要があります。

化学など他科目との組み合わせで考える科目選択

理科基礎をどの2科目で組み合わせるかは、

志望校の指定だけでなく、

自分の得意分野との相性でも変わります。

化学の受験対策を専門とする立場から見ても、

科目選択は早めに固めておいた方が

計画を立てやすいテーマです。

例えば、化学基礎と地学基礎を組み合わせる場合、

暗記と計算のバランスが比較的近いため、

学習リズムを揃えやすいという声もあります。

一方で、生物基礎のように暗記量が多い科目と

組み合わせる場合は、それぞれの科目に

異なる学習時間の配分が必要になります。

松山市周辺で国公立大学の文系学部などを

検討している場合、理科基礎2科目の指定が

あるケースが多く見られますが、

必要科目は大学・学部によって異なるため、

志望校の募集要項で早めに確認しておくことが

大切です。

Q&A

Q. 地学基礎と生物基礎、どちらを選ぶべきか迷っています。

A. まずは志望校が理科基礎科目をどう指定しているかを確認することが先決です。指定がなく自由に選べる場合は、暗記量と計算量のどちらが自分に合っているか、教科書を実際に読んでみて判断することをおすすめします。

Q. 地学基礎は他の科目より問題集や過去問が少ない気がします。演習量はどう確保すればよいですか。

A. 共通テストの過去問・試行調査問題に加えて、共通テスト対策として作られた問題集を優先して使うと演習量を確保しやすくなります。分野ごとの問題数が少ない場合は、同じ問題を時間を空けて解き直し、資料の読み取り方を体に染み込ませる方法も有効です。

科目間の優先順位や学習時間の配分に迷う場合は、

自分だけで判断せず、相談できる環境があると

安心です。

My Self_Learnは、化学の受験対策を中心にしながら、

生徒ごとの学習計画づくりや科目間のバランスの

相談にも対応しています。

理科科目全体の学習の優先順位を整理したい方に

とって、検討しやすい選択肢のひとつです。

あわせて、共通テストの理科基礎で

組み合わせることが多い

化学基礎の勉強法や、

理科基礎2科目の指定が受験校選びに

どう関わるかを整理した

2科目・3科目で受験できる大学の選び方も、

科目選択を検討する際の参考にしてください。

地学基礎の勉強法|共通テスト対策に向けた基礎からの取り組み方:まとめ

地学基礎は、固体地球・大気と海洋・宇宙の

3分野を教科書知識としてインプットしたうえで、

図表や資料を読み取る演習を積むことが

得点につながる科目です。

共通テストの理科基礎は、大学・学部によって

必要科目や選択方法が異なるため、

志望校の募集要項を早めに確認したうえで、

2週間単位など具体的な計画に落とし込んで

進めていきましょう。

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