「総合型選抜や学校推薦型選抜という言葉は聞くけれど、
一般選抜と何がどう違うのか分からない」
という受験生・保護者は少なくありません。
結論からお伝えすると、3つの選抜方式は、
評価される内容と出願できる時期が大きく異なります。
この記事では、それぞれの特徴と、
向いている人の傾向、対策で意識したいポイントを紹介します。
結論:評価される内容と時期がそれぞれ異なる
3つの選抜方式は、
どれが優れているというものではなく、
評価の重点と出願条件が異なる別の仕組みです。
3つの選抜方式の位置づけ
・一般選抜:学力試験の得点が中心の評価
・学校推薦型選抜:学校長の推薦と高校の成績が前提
・総合型選抜:学力に加えて意欲や経験を含めた総合評価
この違いを踏まえたうえで、
それぞれの特徴を順番に見ていきましょう。
学校推薦型選抜とは
学校推薦型選抜は、
出願にあたって学校長の推薦が必要な選抜方式です。
指定校制と公募制の2種類がある
学校推薦型選抜には、
大学が指定した高校の生徒だけが出願できる「指定校制」と、
出願条件を満たせば校内選考を経て出願できる「公募制」の
2種類があります。
どちらも、高校1年から高校3年1学期までの
評定平均が出願条件として
指定されることが多いのが特徴です。
専願が基本で合格したら入学する仕組みが多い
学校推薦型選抜は、
合格したらその大学に入学することを前提とする
「専願」が基本の大学が多く見られます。
複数の大学を併願しながら
進路を検討したい場合は、
出願前に募集要項で条件を確認する必要があります。
総合型選抜とは
総合型選抜は、
学校長の推薦を必要とせず、
出願条件を満たせば出願できる選抜方式です。
学力だけでなく意欲や経験も評価される
書類審査、面接、小論文、
プレゼンテーションなどを組み合わせて、
学力だけでなく、志望する学部への関心や
これまでの経験を含めて総合的に評価されます。
「なぜその学部で学びたいのか」を
言語化する力が求められる点が特徴です。
出願時期が早く、準備期間が長く必要になる
総合型選抜は、大学によっては
9月頃から出願が始まり、
年内に合否が決まるケースもあります。
一般選抜より早い段階から、
志望理由の整理や書類作成に
取り組む必要がある点に注意してください。
一般選抜との違い
一般選抜は、
学力試験の結果が評価の中心になる選抜方式です。
| 選抜方式 | 出願時期の目安 | 評価の中心 |
|---|---|---|
| 総合型選抜 | 9月頃〜 | 学力に加えて意欲・経験・面接や小論文 |
| 学校推薦型選抜 | 11月頃〜 | 学校長の推薦、高校の評定平均 |
| 一般選抜 | 1月〜(共通テスト・二次試験) | 学力試験の得点 |
出願時期・合格発表時期は
大学・学部によって異なるため、
志望校が決まった段階で、
必ず最新の募集要項を確認してください。
向いている人の傾向
どの方式が向いているかは、
学力の状態や、
これまでの高校生活によって変わります。
総合型選抜・学校推薦型選抜が候補になりやすい人
・評定平均など、高校の成績を計画的に維持してきた
・志望する学部への関心や理由を具体的に語れる
・書類作成や面接の準備に早くから取り組める
一般選抜の方が向いている可能性がある人
・評定平均の基準を満たしていない、または今から間に合わない
・学力試験でじっくり実力を発揮したいタイプである
・併願で複数の大学に挑戦する余地を残したい
総合型選抜・学校推薦型選抜に不合格だった場合でも、
一般選抜へ切り替えて挑戦することは可能です。
一般選抜の対策を並行して続けておくことが、
結果的に安心材料になります。
対策で意識したいポイント
総合型選抜・学校推薦型選抜を検討する場合、
次の3点を早めに意識しておくと準備が進めやすくなります。
評定平均は日々の定期テストの積み重ね
評定平均は、
直前にまとめて上げられるものではなく、
日々の定期テストの結果が積み重なって決まります。
出願を検討し始める学年より前から、
意識しておく必要がある点です。
志望理由は「好き」を掘り下げて言語化する
面接や小論文では、
「その学部でなければならない理由」を
具体的に説明できるかが問われます。
興味のあることの、
どの部分に自分が惹かれているのかを、
早いうちから言葉にしておくとよいでしょう。
一般選抜の対策も並行して進めておく
総合型選抜・学校推薦型選抜の結果が出るまでの間も、
学力そのものは維持しておく必要があります。
特に化学など、積み上げ型の科目は、
対策を止めてしまうと感覚を取り戻すのに
時間がかかりやすい点に注意してください。
出願前に学校の先生に確認しておきたいこと
・自分の評定平均が出願条件を満たしているか
・専願か併願可能かなど、合格後の条件
・校内選考がある場合の推薦の基準や時期
化学・医療系学部を目指す場合に意識したいこと
薬学部や医学部など、
化学が入試科目の中心になる学部では、
総合型選抜であっても、
基礎的な学力を問う課題が
組み込まれている大学があります。
志望理由の言語化だけに時間をかけて、
学力面の準備が手薄にならないよう、
両方を並行して進める意識が特に重要です。
また、化学の学習に力を入れてきた経緯や、
具体的に取り組んだ内容を振り返っておくと、
面接や志望理由書で語れる材料にもなります。
My Self_Learnができること
総合型選抜・学校推薦型選抜を検討する生徒にとって、
志望理由の言語化と、
学力対策の両立は悩みの種になりやすい部分です。
My Self_Learnでは、化学を中心とした教科指導に加えて、
生徒ごとの進路相談を行っており、
志望理由の整理から一般選抜に切り替えた場合の
学習計画づくりまで対応しています。
どちらの選抜方式を選ぶか迷っている場合でも、
学力の土台を維持しながら準備を進めたい方にとって、
検討しやすい選択肢のひとつです。
また、志望校がまだ決まっていない場合は、
あわせてご覧ください。
入試の日程全体を確認したい場合は、
詳しく紹介しています。
総合型選抜・学校推薦型選抜とは|一般選抜との違いと向いている人:まとめ
この記事のポイント
・学校推薦型選抜は学校長の推薦と評定平均が前提、専願が基本の大学が多い
・総合型選抜は推薦不要で、学力に加えて意欲や経験が総合的に評価される
・出願時期は総合型選抜が最も早く、9月頃から始まる大学もある
・評定平均は日々の積み重ね、志望理由は早めの言語化が対策の鍵になる
・どちらも一般選抜への切り替えを想定し、学力対策は並行して続けておく
総合型選抜・学校推薦型選抜・一般選抜は、
どれか一つに絞り込む前に、
自分の状況に合った方式を比較することが大切です。
迷った場合は、学校の先生や塾など、
外部の視点も借りながら
早めに方向性を整理しておきましょう。




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