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漢文の句形の覚え方|共通テスト対策に効く暗記のコツ

大学受験の暗記法

「句形を覚えたはずなのに、模試になると漢文がまったく読めない」という相談は、

漢文を苦手にしている受験生からよく聞きます。結論から言うと、句形が定着しない一番の原因は、

句形だけを単独の暗記事項として覚えようとしていることにあります。この記事では、

大学受験で問われる句形の主な種類を整理したうえで、句形を定着させる覚え方と、

共通テストでの活かし方を具体的に解説します。とくに、

共通テストや二次試験を控えた高校生に向けてまとめています。

漢文の句形が覚えられないと感じる理由

句形集を眺めているのに本番で読めない、という受験生には共通するつまずき方があります。

まずは原因を整理してから、対策を考えていきましょう。

  • 句形を単独の暗記カードとして扱い、例文や書き下し文とセットで覚えていない
  • 定期テストの範囲だけを直前に詰め込み、テストが終わると同時に忘れてしまう
  • 句形と重要語・再読文字を別々に勉強していて、実際の文章を読むときに結びつかない

漢文の句形にはどんな種類があるか(一覧)

大学入試で問われる句形は、15〜20程度に整理できると言われています。

まずは種類を一覧で確認し、自分がどこを覚えていないかチェックしてみましょう。

句形 代表的な形 意味 目印になる漢字
否定形 不・未・無・非 〜ない/まだ〜ない 不・未・無・非
使役形 AをしてBをなさしむ AにBをさせる 使・令・遣・教
受身形 見る・被る/A、Bする所と為る 〜される 見・被・為・所
疑問形 何ぞ〜や、誰か〜や 〜か 何・安・誰+乎・哉
反語形 豈に〜んや 〜だろうか、いや〜ない 豈・不亦〜乎
比較・抑揚形 其の〜んよりは寧ろ… むしろ〜のほうがよい 与其・寧
限定形 唯だ〜のみ ただ〜だけ 唯・但・独

数が多く感じるかもしれませんが、一つずつ覚え直す必要はありません。

表を見ながら「読み方まで言える句形」に印をつけると、

残りの量が思ったより少ないことに気づけるはずです。

豆知識

再読文字(未・将・当・応・宜・須など)は句形と混同しやすい要素です。

句形とは別のリストにして整理すると、どちらも覚えやすくなります。

句形の暗記を定着させる3つの覚え方

句形集をただ眺めるだけの暗記から抜け出すために、次の3つを組み合わせて取り組みます。

例文ごと音読して覚える

句形は、読み方・意味だけを覚えても、実際の文章の中で気づけなければ得点になりません。

たとえば使役形の「使A為B」は「AをしてBをなさしむ」と読み、「AにBをさせる」

という意味になります。書き下し文まで含めて音読すると、漢文特有のリズムに慣れながら、

句形と意味を結びつけて覚えられます。

1冊の句形集を3〜4周する

句形集は、1冊を選んだら最後まで信じて繰り返すことをおすすめします。

何冊も乗り換えると、覚えかけの句形がそのたびにリセットされやすくなるためです。

1周目を終えたら、忘れた部分だけをもう一度確認する形で3〜4周繰り返すほうが、

短期間で定着しやすくなります。

読解演習で使いながら、苦手な句形だけリスト化する

句形集で覚えた句形は、実際の読解問題の中で見つける練習をして初めて使える知識になります。

抑揚形や限定形は、意味を取り違えやすい句形の代表です。それでも読み間違える句形が出てきたら、

その句形だけを抜き出した「苦手リスト」を作り、模試や過去問の前に見直しましょう。

全部を覚え直すより、苦手な部分に絞ったほうが効率的です。

この記事の結論

句形は「読み方と意味の暗記」だけで終わらせず、

音読・反復・実戦での確認までを一つの流れとして取り組むことが、定着への近道です。

共通テストの漢文で句形の知識をどう使うか

句形を覚える目的は、句形テストで満点を取ることではなく、共通テストの読解で得点することです。

近年の出題傾向を確認しておきましょう。

2026年度に実施された大学入学共通テストの「国語」は大問5問構成で、第5問が漢文にあたり、

配点は45点(古典全体で90点、200点満点)でした。配点だけ見ると縁遠く感じるかもしれませんが、

句形を瞬時に判断できるかどうかが、この45点に直結します。

出題形式や配点は年度によって変わる可能性があるため、

最新の情報は大学入試センターの公式発表で確認してください。句形の知識は、

傍線部の現代語訳や書き下し文の空所補充問題で直接問われるだけでなく、

文章全体を素早く読み進めるための土台としても使われます。たとえば反語形の「豈に〜んや」

は、選択肢の正誤判定でもねらわれやすい句形です。二次試験や私立大学の入試でも、

句形の理解を前提にした出題は珍しくありません。

ワンポイント

共通テストの漢文は10〜15分程度で解き切る演習を積んでおくと、

本番で時間が足りなくなる事態を避けやすくなります。

定期テストの一夜漬けから抜け出す復習のタイミング

学校の定期テストで句形テストの範囲だけを覚え、模試や共通テストになると忘れている、

というパターンは珍しくありません。多くの高校では、高2の冬から高3の春にかけて

古典の授業で句形テストが行われることが多く、松山市内の高校生を指導していても、

定期テスト前日に句形を詰め込み、テストが終わると同時に内容を忘れてしまうケースをよく見かけます。

一度触れた句形を1週間後、1か月後に軽く見直すだけで、

定期テストの範囲が入試本番の得点力に変わっていきます。

復習のタイミングをあらかじめ決めておくことが、一夜漬けから抜け出す一番の近道です。

自分で対策が難しいときの選択肢

ここまで紹介した方法は一人でも取り組めますが、句形のどこでつまずいているかを客観的に把握し、

復習のタイミングまで管理し続けるのは簡単ではありません。

My Self_Learnは化学の受験対策を中心とした松山市の学習塾ですが、

指導の中では化学以外の科目の進捗も含めて相談を受けています。

化学のように得点源にしたい科目がある一方で、古典の暗記は後回しになりやすく、

進捗を自分だけで管理するのは負担になりがちです。My Self_Learnの個別指導では、

生徒ごとの学習計画に確認テストの結果を反映しながら、

毎日・毎週何に取り組むべきかを整理する学習管理を行っています。化学以外の科目についても、

科目間のバランスを含めた進路相談の中で扱うことができるため、化学の対策と並行して、

古典を含めた受験全体のスケジュールを一緒に整理してほしい松山市の受験生や保護者に向いています。

また、句形のような暗記事項を忘れないうちに繰り返すには、

分散学習を使った復習スケジュールの作り方も参考になります。

句形の復習を含めた科目全体の計画に落とし込みたい方は、

高校生の学習計画の立て方もあわせてご覧ください。

漢文の句形の覚え方|共通テスト対策に効く暗記のコツ:まとめ

漢文の句形は、単独の暗記カードとして覚えるのではなく、例文や書き下し文とセットにして、

音読・反復・実戦での確認までを一つの流れとして取り組むことで定着します。

共通テストでは句形そのものが直接問われるだけでなく、文章を読み進める土台としても使われるため、

早い時期から少しずつ復習のタイミングを作っておくことが得点につながります。

一人での対策に限界を感じたときは、学習計画や進捗管理を含めて相談できる環境を検討してみてください。

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