「併願優遇」「併願推薦」という言葉を
調べていても、結局どんな仕組みなのか、
自分の志望校で使えるのか、
よくわからず不安になることはないでしょうか。
結論からお伝えすると、併願優遇や併願推薦は、
私立高校が内申点などの基準を満たした受験生に対し、
合格の可能性を高める制度です。
ただし、この制度は地域によって
呼び方や仕組みが異なり、
すべての地域で同じように使えるとは限りません。
この記事では、併願優遇・併願推薦の
一般的な仕組みと、併願校を選ぶときに
確認しておきたいポイントを解説します。
結論:併願優遇・併願推薦とは何か
まず、併願優遇・併願推薦の
全体像を整理しておきましょう。
併願優遇・併願推薦の全体像
・私立高校が内申点などの基準を満たした受験生に対し、合格の可能性を高める制度
・第一志望(多くは公立高校)が不合格だった場合、その私立高校に入学することが前提になる
・呼び方や細かい仕組みは地域によって異なる(東京都は「併願優遇」、埼玉県・千葉県は「併願推薦」、神奈川県は「併願確約」など)
次の章から、それぞれの仕組みを
詳しく見ていきます。
併願優遇の仕組みと利用条件
併願優遇は、私立高校が独自に設けている
入試制度の一つです。
内申点や検定などの基準
多くの私立高校では、中学校の内申点について
独自の基準を設けています。
基準は高校ごとに異なり、
英検・漢検などの資格や
部活動の実績を加点対象にしている
高校もあります。
基準を満たしていれば、当日の学力検査の
結果にかかわらず、合格の可能性が
大きく高まる仕組みです。
私立高校と中学校の間で行われる事前の相談
併願優遇を利用する地域の多くでは、
12月頃に中学校と私立高校の教員が
受験生ごとに相談する機会が設けられています。
この相談を経ないと併願優遇が
使えない私立高校もあるため、
希望する場合は早めに担任の先生へ
伝えておく必要があります。
合格したら入学することが前提になる
併願優遇の最も重要な条件は、
「第一志望に不合格だった場合は、
その私立高校に入学する」という
約束のうえで成り立っている点です。
合格後に自由に辞退できる制度ではない
ことを理解したうえで利用を検討してください。
併願推薦・併願確約との違い
併願優遇と似た制度は、
地域によって別の名前で呼ばれています。
埼玉県・千葉県の「併願推薦」
埼玉県や千葉県では、同様の制度が
「併願推薦」と呼ばれています。
内申点や模試の結果などをもとに、
私立高校が受験生に対して
合格の可能性が高いことを示す点で、
東京都の併願優遇と近い性質を持ちます。
神奈川県の「併願確約」
神奈川県では「併願確約」と呼ばれ、
私立高校が定めた内申点などの基準を
満たせば、合格が決まる仕組みが
案内されています。
名称が違っても、仕組みの考え方は共通している
「併願優遇」「併願推薦」「併願確約」は、
言葉こそ異なりますが、
「基準を満たせば合格の可能性が高まる代わりに、
不合格時の入学を約束する」という
基本的な考え方は共通しています。
ただし、実施の有無や具体的な条件は
都道府県・学校によって差があるため、
言葉だけで判断せず、志望校ごとに
個別に確認することが欠かせません。
併願優遇を利用するメリットと注意点
併願優遇・併願推薦には、
メリットと注意すべき点の両方があります。
メリット
・併願校の合格可能性が高まり、第一志望の対策に集中しやすくなる
・受験校数を絞りやすく、対策や検定料の負担を抑えられる
注意点
・第一志望が不合格の場合、原則としてその私立高校への入学が前提になる
・内申点などの基準を満たさないと利用できない
・実施の有無や基準は学校・年度によって変わる可能性がある
「合格しやすくなる」という面だけでなく、
「入学の約束を伴う制度である」という点も
合わせて理解しておく必要があります。
併願校を選ぶときの判断基準
ここまで紹介した仕組みは、
主に東京都や埼玉県、千葉県、神奈川県といった
関東の私立高校を中心に案内されている制度です。
愛媛県内の私立高校で、
同様の制度がどこまで実施されているかは、
本記事の調査だけでは確認できませんでした。
「併願優遇」という言葉を
使っていない高校もあれば、
似た趣旨の制度を別の名称で
案内している可能性もあります。
そのため、愛媛県内で私立高校との併願を
検討している場合は、志望校の入試要項や
学校説明会、個別相談で、
制度の有無と条件を直接確認することが大切です。
学校説明会・個別相談で確認したいこと
・併願優遇・併願推薦にあたる制度があるか
・利用できる内申点の基準はいくつか
・出欠日数や資格・部活動実績が加点対象になるか
・合格した場合、入学を辞退できるかどうか
そのうえで、次の手順に沿って
併願校を検討すると整理しやすくなります。
内申点・模試の結果と照らし合わせる
まず、現在の内申点や模試の結果をもとに、
合格の可能性が高い高校を
候補として挙げます。
第一志望との差が大きすぎる高校を
併願校に選んでしまうと、
制度の基準を満たせない場合があります。
学校説明会・個別相談で制度と条件を確認する
気になる私立高校が見つかったら、
学校説明会や個別相談で、
併願に関する制度の有無、
内申点の基準、出欠日数などの条件を
直接確認しましょう。
基準は年度によって変わることがあるため、
必ず最新の情報を確認してください。
入学する前提で通いやすさや校風も見ておく
併願優遇・併願推薦を利用する場合、
第一志望が不合格であれば
その高校に入学することになります。
合格しやすさだけでなく、
通学のしやすさや校風、
学びたい内容と合っているかも
事前に確認しておくと安心です。
併願校選びと合わせて考えたい今後の学習計画
併願校選びは、中学3年生の受験生にとって、
受験に関する最初の大きな判断の一つです。
併願優遇・併願推薦を利用して
併願校を確保できたとしても、
それだけで受験対策が
終わるわけではありません。
第一志望に向けた対策や、
高校入学後の学習計画まで含めて
考えておく必要があります。
My Self_Learnでは、化学を中心とした
教科指導に加えて、中学3年生の生徒についても
対応しています。
併願校選びのような入試方式の判断だけでなく、
高校入学後にどのように学習計画を立て、
大学受験まで見据えるかといった
相談にも対応できる体制です。
松山市で、併願校選びから
その先の学習計画まで
相談できる相手を探している方にとって、
My Self_Learnも選択肢の一つです。
併願校を選ぶ前提として、
そもそも中学生に塾が必要な時期かどうか
迷っている場合は、
参考になります。
また、高校入学後に評定平均が
入試でどう関わってくるかは、
詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。
併願優遇・併願推薦とは?仕組みと併願校の選び方をわかりやすく解説:まとめ
この記事のポイント
・併願優遇・併願推薦は、私立高校が内申点などの基準を満たした受験生の合格可能性を高める制度
・第一志望が不合格の場合、その私立高校へ入学することが前提になる
・呼び方や仕組みは地域によって異なる(東京都「併願優遇」、埼玉県・千葉県「併願推薦」、神奈川県「併願確約」など)
・愛媛県内での実施状況は志望校ごとに個別の確認が必要
・併願校は内申点・模試の結果に加え、通学のしやすさや校風も踏まえて選ぶ
併願優遇・併願推薦は、
正しく理解すれば、第一志望への挑戦を
後押ししてくれる制度です。
一方で、地域や学校によって
仕組みが異なるため、
言葉のイメージだけで判断せず、
志望校の入試要項や学校説明会で
必ず確認したうえで、
併願校を決めていきましょう。



コメント