受験勉強でどうしてもモチベーションが上がらない

いざ勉強しようと思っても、なかなか勉強が続かないな。
運動する前に準備運動をしてから始めるのと同じように、
勉強にも気持ちを乗せるための準備が必要です。
モチベーションは根性だけで作るものではなく、
環境や習慣を整えることでも生み出すことができます。
結論から言うと、モチベーションが上がらないときは、
「やる気を出そう」と気合いで乗り切ろうとするのではなく、
勉強を始めやすくする環境と、行動の仕組みを
先に整えることが近道です。
なぜ受験勉強のモチベーションは自然に上がらないのか
モチベーションが上がらないのは、意志が弱いからとは
限りません。多くの場合、次のような要因が重なっています。
モチベーションが下がりやすい主な原因
- スマホやテレビなど、気が散る刺激が近くにある
- 勉強を始めるまでの手順が多く、腰が重くなる
- 頑張った結果(報酬)がすぐには見えにくい
つまり、やる気そのものよりも、
「始めるまでのハードル」と「続けた先の報酬」を
どう設計するかが重要になります。
また、心理学では「作業興奮」と呼ばれる現象が
知られています。これは、やる気が出てから
行動するのではなく、まず手を動かし始めることで、
後からやる気がついてくるという考え方です。
「やる気が出ないから始められない」のではなく、
「始めていないからやる気が出ない」という順番で
考えてみると、最初の一歩を軽くする工夫の重要性が
見えてきます。
受験勉強でモチベーションが上がらない時にやるべき3つのこと
精神論だけに頼らず、今日から取り組める
具体的な工夫を3つ紹介します。
モチベーションが上がらない時にやるべき3つのこと
- 勉強に集中できる環境を整える
- 起き抜けに机の前へ座る
- 勉強をゲーム感覚で楽しむ
勉強に集中できる環境を整える
まず取り組みたいのが、机周りの整理とスマホの管理です。
テレビや漫画、ゲームなど、目に入ると気が散るものは
視界から外しておきましょう。机の上には筆記用具と
教材だけが見える状態が理想です。
スマホもSNSや動画の通知で集中を切らす原因になります。
勉強中は別の部屋に置く、もしくは通知をオフか
マナーモードにしておくと、気が散りにくくなります。
さらに、勉強道具を毎回準備する手間を減らすため、
使う参考書やノートを机の上にまとめておくのも
効果的です。始めるまでの手順が少ないほど、
腰が重くなりにくくなります。
起き抜けに机の前へ座る
東京大学法学部を首席で卒業し、司法試験や
ニューヨーク州弁護士資格にも合格した山口真由さんは、
ベッドと机をできるだけ近づけておき、起きてすぐ
机に向かえる環境を作っていると述べています。
(出典:STUDY HACKER インタビュー)
朝一番に体が勉強へ向かう抵抗を減らしておくことで、
その日1日の取り組みやすさが変わってきます。
起きたらまず、参考書を開いてみるところから
始めてみましょう。最初の5分だけ手をつける
つもりで始めると、抵抗感なく取り組みやすくなります。
勉強をゲーム感覚で楽しむ
人がゲームに夢中になるのは、「行動」に対して
「報酬」がはっきりしているためだと言われています。
勉強でやる気が出にくいのは、
この報酬が見えにくいことが一因です。
勉強に報酬を組み込む工夫の例
- 目標点数を決め、達成したら欲しいものを買う
- 小テストを定期的に行い、短期間で成功体験を積む
- 友人と成績や勉強時間を報告し合い、競争意識を作る
こうした工夫を1つ取り入れるだけでも、
勉強に対する心理的なハードルは下がりやすくなります。
自分に合いそうなものから、小さく試してみるのが
おすすめです。
モチベーションに頼らず続ける小さな工夫
やる気が出るのを待つのではなく、
先に「小さな行動」を決めておく方法もあります。
これは「if-thenルール」と呼ばれる考え方で、
「〇〇したら△△する」という形で行動を
あらかじめ決めておく方法です。
| きっかけ(if) | 行動(then) |
|---|---|
| 朝起きたら | 顔を洗う前に単語帳を1ページ開く |
| 夕食を食べ終えたら | その日の復習を10分だけ行う |
| スマホを見たくなったら | 先に問題集を1問だけ解く |
「やる気が出たらやる」ではなく、
「このタイミングになったらやる」と決めておくことで、
気分に左右されにくくなります。
最初はごく小さな行動から始めるのがポイントです。
それでも続かないときのチェックポイント
環境を整えても、数日で元に戻ってしまうことも
少なくありません。その場合は、次の点を
振り返ってみましょう。
Q. 3日坊主になってしまいます
A. 最初から長時間を目指さず、
「机に5分だけ座る」など、失敗しようがない
小さな目標から始めるのがおすすめです。
続けられたこと自体を評価しましょう。
Q. どうしてもやる気が出ない日はどうすればいいですか
A. その日は「新しい内容」ではなく、
「見直しや暗記の確認」など、負担の軽い作業に
切り替えるだけでも、勉強を止めない習慣が保てます。
Q. 友達と比べて焦ってしまいます
A. 比較するなら他人ではなく、
過去の自分の記録と比べるのがおすすめです。
先週より少しでも続けられていれば、
それは前進していると考えて構いません。
自分で工夫しても改善しにくい場合
環境や工夫を試しても改善しない場合、
背景には学習計画そのものの曖昧さが
隠れていることもあります。
何をどれだけ勉強すればよいかが見えていないと、
達成感を得る機会も減り、モチベーションだけでは
どうしても続きにくくなります。
また、モチベーションの波は誰にでもあるものです。
毎日高いやる気を維持しようとするより、
波があることを前提に、下がった日でも
最低限続けられる仕組みを持っておく方が
長期的には安定しやすくなります。
My Self_Learnでは、生徒ごとの学習計画を作成し、
確認テストの結果を踏まえて次にやるべきことを
明確にしています。やる気の波に左右されにくい
仕組みを作りたい方は、一度検討してみる価値があります。
なお、
やり抜く力であるGRIT(グリット)も参考になる内容なので、
時間があるときにぜひチェックしてみてください。
【すぐにできる】受験勉強でモチベーションが上がらない時にやるべき4つのこと:まとめ




コメント