「最近、朝になると『行きたくない』と言う日が増えた」「受験期なのに、
学校を休みがちになっている」——こうした変化に、不安を感じている保護者の方は少なくありません。
結論からお伝えすると、こうしたサインが見えたとき、まず必要なのは「なぜ行けないのか」
を本人と一緒に整理することです。
無理に登校させることや、本人を問い詰めることは、かえって状態を悪化させる場合があります。
この記事では、受験期に不登校気味になる背景と、保護者が今日からできる関わり方、
専門家に相談すべきサインを紹介します。
結論:まずは「怠け」と決めつけず、状況を一緒に整理する
本人には本人なりの理由があっても、それをうまく言葉にできていないことがあります。
成績や出席日数だけで判断せず、本人の様子を丁寧に見ることが最初の一歩です。
「甘え」「気持ちの問題」と決めつけず、まずは状態を理解することを優先しましょう。
なぜ受験期に不登校気味になりやすいのか
受験期特有のプレッシャーが重なることで、学校へ行く気力が続かなくなるケースがあります。
受験そのものへのプレッシャー
模試の結果や志望校とのギャップが、自己肯定感を下げてしまうことがあります。
「頑張っているのに結果が出ない」という焦りが、学校へ足を向けにくくする一因になります。
友人関係・学校生活の負担
クラスの空気や友人関係の変化に、エネルギーを使い果たしてしまう生徒もいます。
受験勉強と学校生活の両立が重荷になり、どちらかを削らざるを得ない状態になっていることもあります。
生活リズムの乱れ
夜遅くまでの勉強や、不安による寝つきの悪さで、生活リズムが崩れていることもあります。
朝起きられない状態が続くと、本人の意思とは関係なく、登校が難しくなります。
完璧主義・自己評価の厳しさ
もともと真面目で責任感が強い生徒ほど、「模試でこの順位を取れない自分はだめだ」
と、自分を厳しく評価しがちです。
周囲からは頑張っているように見えても、本人の中では「できていない自分」への失望が積み重なっていることがあります。
保護者が今日からできる関わり方
状況を急いで変えようとせず、まずは家庭を安心できる場所にすることを優先します。
「なぜ行かないの」と問い詰めない
理由を追及されると、本人はさらに話しにくくなることがあります。
「最近しんどそうだね」など、状態を認める言葉から会話を始めましょう。
勉強・進路の話は本人のタイミングに合わせる
受験が近いほど、保護者は焦りを感じやすくなります。
ただし、本人が話す準備ができていないうちに、進路の話を急ぐと、負担が増える場合があります。
小さな行動を認める
学校に行けた日だけでなく、起きられた、勉強に少し取り組めたなど、小さな行動も認める姿勢が、
本人の安心感につながります。
今日からできる声かけの例・「最近、しんどそうに見えるよ」・「無理して行かなくても大丈夫だよ」
・「起きられた日は、それだけでいいよ」・「話したくなったら、いつでも聞くよ」
見逃したくないサイン、専門家への相談
次のようなサインが続く場合は、家庭だけで抱え込まず、専門家に相談することが大切です。
専門家への相談を検討したいサイン・不眠の状態が2週間以上続いている・食欲不振が続いている・自分を責める言葉が増えている・「消えたい」
など、希死念慮を思わせる発言がある
これらのサインが見られる場合は、学校のスクールカウンセラーや、心療内科・精神科などの医療機関に、
早めに相談してください。
相談先の例
・学校のスクールカウンセラー 学校内で本人・保護者の話を聞き、 担任と連携しながら対応を考えてくれます。
・教育支援センター(適応指導教室) 自治体が設置する公的な相談・支援の場で、
学校以外の居場所として利用できます。
・心療内科、精神科などの医療機関 不眠や食欲不振など、 体調面に影響が出ている場合の相談先です。
文部科学省の定義では、病気や経済的理由を除き、年間30日以上欠席した状態を不登校としています(出典: 文部科学省、
確認日2026-08-18)。
ただし、この基準に届いていなくても、気になるサインがあれば、早めに相談して問題ありません。
不登校気味でも、大学受験の選択肢は残っている
出席日数や欠席の多さそのものが、大学受験の資格を失わせるわけではありません。
今の高校での学び方を見直す方法や、通信制高校、オンライン学習など、状況に応じた選択肢が用意されています。
よくある質問
ここでは、保護者から特によく寄せられる2つの疑問について整理します。
学校を休みがちなことは、内申点に大きく響きますか
出席日数は内申点の一部に影響する場合がありますが、総合型選抜や学校推薦型選抜以外の一般選抜であれば、
内申点の比重は限定的です。
まずは本人の状態を優先し、入試方式との関係は、必要になった時点で学校や塾に確認すれば十分です。
塾に通うこと自体が、本人の負担になりませんか
大人数の教室や決まった時間割が、負担になる生徒もいます。
個別指導やオンライン対応など、本人のペースに合わせられる形式かどうかを、
選ぶ際の基準にすると安心です。
My Self_Learnができるサポート
学習面でのサポートは、本人が動き出せるタイミングに合わせて考えられます。
My Self_Learnでは、対面の個別指導だけでなく、Zoomなどを使ったオンラインでの個別指導や、
オンライン学習コミュニティ「セルスタ」を通じた学習支援も行っています。
登校の有無にかかわらず、学習の遅れを取り戻すペースを一緒に考えたい場合は、
検討しやすい選択肢のひとつです。
無理に体験や入塾を勧めるものではなく、まずは学習面での相談から始めていただけます。
不登校の状態から大学受験を目指す
具体的な選択肢について詳しく知りたい方はこちらの記事も参考になりますので、
あわせてご覧ください。
受験期に不登校気味の子への関わり方|保護者ができる声かけと選択肢:まとめ
この記事のポイント・出席日数だけで「怠け」と決めつけない・問い詰めず、
状態を認める声かけから始める・不眠や食欲不振が続く場合は専門家へ相談する・不登校気味でも大学受験の選択肢は残っている
受験期の不登校気味は、本人にとっても保護者にとっても、つらい時期です。
焦って解決を急ぐより、本人が安心して話せる関係を保つことを、まずは優先してください。




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