模試が終わったあと、
「復習しなきゃ」と思いながらも、
結局そのままにしていませんか。
模試の点数や判定だけを見て、
間違えた問題を見返さずに終わってしまうと、
次の模試でも同じ間違いを繰り返しがちです。
結論から言うと、模試の効果は、
受けた直後の復習でほぼ決まります。
この記事では、忘れにくい復習のタイミングと、
模試直しノートの具体的な作り方を、
化学の復習例も交えて解説します。
模試の復習が成績を左右する理由
模試を受けっぱなしにすると、
解けなかった問題も、
時間をかけて考えた記憶も、
数日のうちに薄れてしまいます。
模試そのものは、
今の実力を測るための手段にすぎません。
点数を上げる効果が生まれるのは、
間違えた問題を復習し、
次に解けるようにしてからです。
A〜E判定という結果そのものは、
その模試1回の実力を示すだけで、
一般的に、次の模試の判定を
左右しやすいのは、むしろ受けた
あとの復習だと言われています。
判定の良し悪しに一喜一憂する前に、
間違えた問題をどう扱うかを
先に決めておきましょう。
忘却曲線から考える復習タイミングの目安
心理学者エビングハウスが提唱した
「忘却曲線」という考え方では、
学んだ内容は時間の経過とともに
思い出しにくくなり、
間隔を空けて繰り返し復習することで、
記憶に残りやすくなるとされています。
具体的に何パーセント忘れるかは、
紹介するサイトによって数値が異なり、
模試の内容にそのまま当てはまる
実験結果ではありません。
そのため数値そのものよりも、
「時間が経つほど思い出す手間が増える」
という考え方の部分を活用するのが現実的です。
目安としては、模試当日か翌日中に
一度目の復習を行い、
1週間後、1か月後にもう一度
見返す機会を作ると、
記憶に残りやすくなると言われています。
復習は「早く・短く・何度も」が基本
模試の復習にまとまった時間を
一度に取ろうとすると、
後回しになりがちです。
1回30分〜1時間でも構わないので、
模試当日か翌日のうちに
着手することを優先しましょう。
そのうえで、1週間後・1か月後に
短時間でも見返す機会を
あらかじめ予定に入れておくと、
復習が一度きりで終わらなくなります。
ポイント
模試の復習は「いつやるか」で
効果が変わります。
模試当日〜翌日に一度目、
1週間後・1か月後に見返す機会を
先に予定へ組み込んでおきましょう。
模試の復習ノートに書くべき3つの項目
復習ノートは、
きれいにまとめることが目的ではありません。
「次に同じ間違いをしない仕組み」を
紙の上に作ることが目的です。
書く項目を絞り込むほど、
続けやすくなります。
間違えた問題と正しい解法
問題番号や単元名とあわせて、
模範解答の解き方を
自分の言葉で書き写します。
解答を眺めるだけでなく、
手を動かして再現できるかを
確認することが目的です。
間違えた原因
「知識が抜けていた」のか、
「計算をミスした」のか、
「時間が足りなかった」のか、
「問題文を読み違えた」のかを
一言でよいので書き添えます。
原因によって、
次に必要な対策がまったく変わるためです。
関連する基礎知識と次の対策
間違えた問題に関連する
教科書・参考書のページを
メモしておきます。
あわせて、「次の模試までに
何を直すか」を1行で書いておくと、
復習した実感が残りやすくなります。
記入例(化学)
問題:中和滴定の濃度を求める計算問題
原因:モル濃度の単位換算を間違えた
(知識不足ではなく計算ミス)
次の対策:単位を書きながら計算する
習慣をつけ、類題を1問解き直す
化学以外の科目でも、原因を
「知識」「計算・作業」「時間」
「読み違え」のどれかに当てはめれば、
同じ書き方で復習ノートを作れます。
【化学編】模試の復習で見るべきポイント
ここからは、苦手科目になりやすい
化学を例に、模試の復習で
伸びやすさが変わる場面を
具体的に見ていきます。
計算ミスか、知識不足かを切り分ける
化学の失点は、
「公式や反応式を知らなかった」場合と、
「知っていたのに計算過程で
ミスをした」場合とで、
対策がまったく異なります。
知識不足であれば教科書に戻り、
計算ミスであれば、
途中式の書き方や
単位の見落としを見直す必要があります。
この2つを分けずに
「化学ができなかった」で片づけてしまうと、
次の模試でも同じ失点を
繰り返しやすくなります。
無機・有機の暗記漏れは単元ごとに確認する
無機化学・有機化学は、
単元によって暗記の漏れが
偏りやすい分野です。
模試で間違えた反応式や性質は、
その場で覚え直すだけでなく、
同じ単元の類似問題を解き直しておくと、
知識の抜けを面で埋めやすくなります。
豆知識
模試の解説を読んで「わかった」と
感じても、数字や条件を変えた
類題を解き直せるかどうかは別問題です。
できれば同じ単元の別の問題で
再現できるか確認しましょう。
模試の復習ノートを続けるコツ
復習ノートは、
作ること自体が目的ではありません。
続けられる形にしておくことが重要です。
科目ごとに分けず、1冊にまとめる
科目別にノートを分けると、
準備や持ち運びの手間が増え、
続かなくなる原因になります。
模試1回分を科目をまたいで
1冊にまとめておくと、
見返す際の負担が減ります。
復習する時間をあらかじめ決めておく
「時間ができたらやる」では、
後回しになりがちです。
模試を受けた週の
特定の曜日・時間帯を
復習用にあらかじめ確保しておくと、
着手のハードルが下がります。
自分だけでの復習が難しいと感じたら
ここまで紹介した方法は、
基本的に一人でも取り組めます。
一方で、
「何が原因かの切り分けが自分では難しい」
「復習しても同じミスを繰り返す」
という場合は、第三者に見てもらったほうが
早く改善できることがあります。
My Self_Learnでは、
模試や確認テストの結果をもとに、
知識不足なのか、演習不足なのか、
理解の抜けなのかを整理したうえで、
学習計画に反映する仕組みを取り入れています。
指導では、「わかる→やってみる→
できる」の三段階を意識した
オーダーメイドカリキュラムを採用し、
単元ごとの確認テストで理解度を確認しながら、
学習計画に落とし込んでいます。
確認テストに加えて、口頭試問で
理解度を直接確認する場面もあり、
「分かったつもり」で終わっていないかを
その場で見極めます。
特に化学については、
単元別の確認テストや類題を通じて、
間違えた問題と同じ考え方を使う問題を
解き直せる環境を用意しています。
指導にあたる講師自身も
医学部再受験を経験しており、
化学でつまずきやすいポイントの
見極めを重視しています。
復習の仕方そのものに迷っている方や、
松山市周辺で化学の対策を重視して
塾を検討している方は、
指導内容を確認してみてください。
模試の復習と合わせて、
参考になりますので、あわせてご覧ください。
模試の復習ノートの作り方|忘却曲線を活かした効率的な直し方:まとめ
模試の効果は、受けっぱなしにするか、
復習してから次に活かすかで
大きく変わります。
忘却曲線の考え方を参考に、
模試当日〜翌日に一度目の復習、
1週間後・1か月後に見返す機会を
あらかじめ予定に入れておきましょう。
復習ノートには、間違えた問題と正しい解法、
間違えた原因、次にやることの3点を
最低限書いておくと、
次の模試に活かしやすくなります。
特に化学は、知識不足と計算ミスを
分けて復習することで、
点数の伸び方が変わってきます。
自分だけでの復習に難しさを感じる場合は、
塾のサポートも選択肢に入れてみてください。




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