書店に行くたびに新しい参考書が気になって、気づけば本棚に何冊も参考書が並んでいる。
そんな受験生は少なくありません。
しかし、参考書は買った冊数の分だけ、成績が上がるわけではありません。
もし買っただけ偏差値が上がるのであれば、受験生はみんな成績が伸びているはずです。
結論から言うと、大学受験の参考書は、何冊も広げるよりも、1冊を繰り返しやり込む方が、
知識が定着しやすくなります。
この記事では、参考書を買いすぎてしまう心理と、
1冊に絞って勉強を進めるための考え方を解説します。
参考書コレクターになってしまう心理
張り切って受験勉強を始めた受験生ほど、参考書コレクターに陥りやすい傾向があります。
ここでは、参考書が増えていってしまう典型的な心理を、3つに整理してみます。
参考書を買うだけで満足してしまう
新しい参考書を購入すると、それだけで受験勉強を頑張っている気持ちに、なりやすいものです。
しかし、実際には勉強した気になっているだけで、知識そのものは、
全く身についていないという状況に陥りやすくなります。
参考書は、買うことではなく使い込むことで初めて力になります。
覚えやすいところだけしか理解できない
何冊も参考書を並行して進めていると、自分にとって覚えやすいところだけを、
つまみ食いしてしまいがちです。
1冊をすべて理解しようとするのではなく、わかりやすい部分だけを読んで満足してしまうと、
知識には穴だらけの状態が残ります。
入試本番では、自分が苦手とする分野こそ問われやすいため、
この抜け漏れが弱点になってしまいます。
どこまで勉強したかわからなくなる
参考書を増やすほど、それぞれの参考書をどこまで理解できているのか、把握しづらくなります。
1冊目の途中で2冊目に手を出し、2冊目の途中で3冊目に手を出していくと、
結局どの参考書も、中途半端な理解のまま終わってしまいます。
何冊も参考書を活用して勉強していると、2〜3冊目を終える頃には、
1冊目の内容を忘れてしまうことも珍しくありません。
参考書コレクターになりやすい人の特徴
- 参考書を買うこと自体で満足してしまう
- 自分が覚えやすいところだけしか理解できていない
- どこまで勉強したのか進捗がわからなくなる
- 前に使っていた参考書の内容を忘れてしまう
参考書を1冊に絞るメリット
参考書コレクターになる心理を整理したところで、次は参考書を1冊に絞ることの、
具体的なメリットを見ていきましょう。
参考書は、出版社が受験に必要な情報を、研究したうえで作られています。
そのため、1冊をしっかりやり込めば、その分野の知識は一通り身につくように、
設計されています。
まずは、これから長く付き合っていく参考書を、1教科につき1冊、
あるいは1分野につき1冊決めましょう。
1周目が終わったら2周目、3周目と、同じ参考書を繰り返し解くことが基本です。
参考書を1冊に絞るメリット
- どこまで理解できているかが把握しやすい
- 繰り返すことで知識が定着しやすい
- 参考書ごとの内容を混同しにくい
- 次に何をすべきかが明確になる
最初の1冊はどう選べばいいか
とはいえ、最初の1冊をどう選べばよいか、迷ってしまう受験生も多いはずです。
選ぶ基準としては、今の自分の理解度に合っているか、志望校のレベルに対応しているかの、
2点をまず確認しましょう。
書店で中身を見ずに、評判や表紙のデザインだけで選んでしまうと、自分に合わない1冊を、
選んでしまうことがあります。
可能であれば、実際に数ページ解いてみて、解説が理解できるかどうかを、
確認してから購入することをおすすめします。
知識蓄積系と実践系で冊数の考え方を変える
参考書には、大きく分けて知識蓄積系と実践系の、2つのタイプがあります。
それぞれ、冊数の目安が異なります。
| 参考書の種類 | 特徴 | 冊数の目安 |
|---|---|---|
| 知識蓄積系 | 単語帳や教科書のように、知識を整理して覚えるための参考書 | 基本的に1冊で足りる |
| 実践系 | 入試問題や演習問題を実際に解くための参考書 | 各教科2〜3冊など、複数使っても良い |
知識蓄積系の参考書は、1冊購入したら、隅から隅まで理解するくらいの気持ちで、
やり込みましょう。
一方、実践系の参考書は問題を解く数が多くても、問題ないため、
必要な人は何冊使っても構いません。
参考書を1冊に絞るときによくある疑問
参考書を1冊に絞ろうとすると、次のような疑問が出てくることもあります。
Q. 今使っている参考書が合わない気がします。変えてもいいですか?
1周もしないうちに変えるのはおすすめしません。まずは最後まで
一通り取り組んでから、本当に合わないのか判断しましょう。
Q. 友達が使っている参考書と同じ方がいいですか?
参考書は自分の理解度や志望校のレベルに合わせて選ぶものです。
友達の評判だけで決めず、実際に中身を確認してから選びましょう。
参考書選びで迷ったときは
ここまで紹介した考え方を実践しても、1冊をやり込むこと自体に、
難しさを感じる受験生もいます。
どの参考書を選べばよいかわからない、1冊を最後までやり切れず、
また別の参考書に手を出してしまう。
そうした場合は、自分に合った参考書選びや、進め方そのものを、
一度整理してみる必要があります。
My Self_Learnでは、生徒の学力や志望校に合わせて、
オーダーメイドのカリキュラムを提案し、確認テストの結果を、
学習計画へ反映する仕組みを整えています。
参考書選びや進め方に迷っている方にとって、検討しやすい選択肢の一つです。
【参考書コレクターに注意】大学受験の参考書は1冊に絞るべき理由:まとめ
ここまで、大学受験の参考書を買いすぎてしまう心理と、
1冊に絞るべき理由について解説してきました。
参考書は冊数を増やすことよりも、1冊を繰り返しやり込むことの方が、
知識の定着につながります。
知識蓄積系は1冊、実践系は必要に応じて複数と、参考書の種類によって、
使い分けを意識しながら、自分に合った勉強法を見つけていきましょう。
あわせて、
知識が定着する!!大学受験のための参考書を活用した勉強法6選や
その買い方だと損をする!?大学受験のための良い参考書を選ぶ基準についての記事も参考にしてみてください。




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